1987年、「男女雇用機会均等法」が施行されてから、早30年が経ちました。この法律においては、労働者が性別により差別されることなく、また、女性労働者にあっては母性を尊重されつつ、充実した職業生活を営むことができるようにすることを基本的理念としています。
女性も男性同様、「労働力」として国に貢献すべきだ、という声が聞こえてきます。
性別に関わらず、男女ともに仕事ができる時代になったことは、素晴らしいことですが、少々女性にとって荷が重い状況になっているのも確かです。その女性への負担を減らすためにも日本政府も女性が活躍する社会を掲げ、女性が働きやすい環境を整えたり、新卒採用・中途採用でも女性の採用数を増やそうという企業も多く目にするようになりました。
今現在、日本の少子化は待った無しの問題です。その上、待機児童問題…。
つまり、現代の女性たちは、男性と同じように働き、かつ子供を生み育てる母親としての役割を求められています。
まだまだ女性にとってはこの上なく、生きにくい時代になっています。
そのような中で、女性はどんな息抜きをしているのでしょうか?
2017年07月01日~のある調査では、「リラックスする時間がある方だと思う」と答えた女性は、全体の6割強。
リラックスできる場面は、
- ・「テレビを見る」
- ・「寝る」
- ・「お茶や紅茶等を飲む」
- ・「デザート・お菓子などを食べる」
など。(マイボイスコム株式会社調査)
どれもありふれた微笑ましい答えですね。
ところが、ここにとんでもないリラックス法をするA子さんが…
目次
「ママ活」ってなに??
A子
B子
A子
B子
えっと、ダンナさんに頼めないの?
A子
B子
理由がわからないと貸せないよ?
A子
そうだよね。
でも、もう、私…キャッシングも全部、限度枠で…
B子
A子
B子
は?ママ?
スナックのママ?どういうこと?
A子
『ママ活』…って知らない?
今、あたし3人の男子のママやってるの。
B子
A子
食事に行ったり色々ね…。
みんなお金なくて夢追いかけてるから応援していて、あたしも癒されてるの…
B子
A子
B子
A子、一体いくら使ってるの?!それに『色々』って濁してるけど、不倫まがいのことやってるんじゃないの?
A子
どうしよう、旦那に言えないし、でも、もう、あたし……。
B子
「ママ活」専用アプリの登場で一気に…
『リッチな女性が若い夢のある男性を支援する』
30~50代女性と10~20代男性のマッチングをうたうのが、いわゆる「ママ活」アプリ。
若い男の子と出会いたい!有名大学の男子と遊びたい!ひととき癒されたい!
こうした、既婚・未婚女性の願望を叶えるために、「大人の女性と男子大学生の出会い支援」にのみスポットを当て、大人の女性をターゲットにしたマッチング・アプリが登場したのが、2018年秋です。
また類似のサービスでは、大学生に限らない年下男性と年上女性、という広義なアプリが同時期にリリースされています。
サイトごとに認証もしっかりしており、学生証や免許証などの確認を事前に必ず行うとのことです。
これらをテレビ番組が放っておくわけがありません。
「おしゃべりオジサンとヤバイ女」(テレビ東京)では、ママ活アプリが大々的に紹介されました。
これをきっかけに一般の人にも知られるようになった「ママ活」ですが、実は、ママ活自体は、決して新しいものではありません。
Twitter上では遡ること2年前。
2016〜2017年頃から「パパ活」と並ぶ言葉として、「ママ活」が登場し、「#ママ活」「#ママ活中」「#ママ募集」「#ママ活男子」などのキーワードがTwitter上で踊っていました。
Twitterでは、ハッシュタグで男子が「ママ」を探し、まずは相互フォローし合ったあと、DM(ダイレクトメール)でお互いの希望などを話し合い、マッチングすればリアルに会う、という流れのようです。
【実録インタビュー】ママ活では年下男性に何をするの?
ここで、実際、「ママ活」という言葉がネット上でぼんやりと浮上して来た2016年から『ママになった=4人の年下男性の支援をしてきた』という40代既婚女性Mさんにインタビューをさせていただきました!
編集部
本日はよろしくおねがいします。
さっそくですが、Mさんがお会いした4人の年下男性とはどんな方たちでしたか?
Mさん
4人のうち、2人はいわゆる『MARCH』の大学生。
あと、一人は25歳の俳優志望の実家暮らし、一人は22歳のフリーターでした。
編集部
Mさん
C大学4年のJ君とは出会い系でした。俳優志望君はリアルにバーで。
22歳のアルバイター君はその頃、流行っていた『レンタル彼氏』をやっていて、Twitter上で見つけて、レンタルしたことがきっかけです。
編集部
Mさん
あと多かったのが、デパートですね。彼らの世代はデパートに行く習性がないので。
新宿の有名デパートのメンズ館に連れて行ってあげると、目をキラキラさせて、喜んでフロア内を飛び跳ねてました(笑)
支払いはもちろん、全て私持ちです。一番高い物で、15万円の有名ブランドのブーツを買ってあげたこともありましたよ。
編集部
Mさん
男性陣も、月いくら、とは要求して来なかったですね。
ただ、月一回は、回らない寿司屋とかフレンチに連れて行って!とは言われてはいました。
高級レストランだと、支払いは、二人で2万円弱ですかね。
編集部
Mさん
まちまちです。
M大学3年のT君は就活で忙しくてあまり会えず、ネットカフェで2人でくっついて、映画を観たりしていましたね。
私にとっては、これだけでも十分見返りなんですよ。
編集部
Mさん
編集部
Mさん
彼は目的がハッキリしていて、就職後の不安相談でした。社会人になったらどうやって働いていったらいいのか、人間関係とかどうしたらいいのか、色々と悩んでいたので、相談に乗ってあげていました。
俳優志望君も同じで、知り合いの映画関係者とか、テレビ局の友人を紹介してあげてましたね
編集部
Mさん
そうですね。そういう意味では『レンタル彼氏君』に一番支援しました。
まず、彼が所属していたレンタル彼氏の団体を辞めさせ、彼の当初目指していた職に就かせました。
今は役職を持ってガンガン働いていますね。
編集部
Mさん
編集部
Mさん
寂しくないと言えば嘘になりますけど、彼らの夢を応援して支援していたので、ちゃんと未来に進んでいくのが見れたのは嬉しかったですね。
編集部
失礼ですが、お金の出どころはどこからだったのでしょうか?
Mさん
編集部
Mさん
なぜか無かったです。
ただ、バレて、もめ事を起こしたらいけない、というのはありました。
だから色々と気を付けていました。
みんな、昼間はヒマなんで、『昼顔』が出来たのが、バレなかった最大の秘訣かもしれません。
主人は昼間は仕事で大忙しですから。
編集部
Mさん
22~3歳の男子とつり合うように自分磨きに頑張れましたね
編集部
Mさん
ママ活は不倫への危険な入り口
Mさんの実際のお話を聞いてみてどうでしょうか?
もちろん、「ママ活」には色々な形がありますので、一概に良い・悪い、は言えませんが、Mさんのお話を聞く限り、限りなく「援助交際」に近い関係だと思われます。
・お金を渡している(または飲食代など全て払っている)
・プレゼントを渡している
・二人きりの時間を継続的に持っている
・肉体関係、またはスキンシップを持っている
これらが中期・長期に同じ相手と続いているとなると、それは「ママ活」などという、ポップな言葉で片付けられるものではなく、ズバリ「不倫」と言えるかもしれません。
入り口は軽い「ママ活」だったとしても、そこは「不倫の温床」なのです。
「ママ活」は、ホスト遊びとどう違う?
2016年に診療報酬詐欺容疑で逮捕されて話題になった女医兼タレントのWさん。
詐欺の動機は「ホストクラブ」に行くお金欲しさに、と報道されました。
Wさん同様、ホストにお金をつぎ込む為に犯罪行為まで行ってしまった人は少なくありません。
ホストクラブ遊びも、
- 「男性にお金をつぎ込む」
「No.1に育てる」
という意味では「ママ活」に近いものがあります。
違う点は、ホスト遊びにはあくまで「ホストクラブ」という場所があり、その場所にはある程度の規律や周囲の目が存在するということです。
対して「ママ活」には、それがありません。
当人同士がマッチングアプリやSNSなどで知り合い、当人同士が良いと思えば、いかようにも転んでいけると言えます。
例えば、最初は「ママ活」のつもりで割り切った形で会っていても、そのうちに両者が本気になってしまい「駆け落ち」になってしまう可能性も否定できません。
「今の主人より彼へのほうが愛が強い」
「できれば主人と離婚して彼と一緒になりたい」
などという願望が出て来ても不思議ではありません。
ホストクラブであれば、店側からの規制もあり、あくまで客は客、という考え方がありますが、「ママ活」ではそのような一線がない、そこが怖いところです。
もちろん、ホスト遊びも「ママ活」も、パートナー以外の異性に強く惹かれてしまう、という点では同じです。
既婚者にとっては、どちらも非常にリスキーなことです。
その上で、規制や成約の少ない「ママ活」は、より不倫の温床になりやすいものだと言えます。
もし、彼女・妻が「ママ活」していたら?
スマホのやりとりや足取りで、もし、あなたのパートナーが「ママ活」をしていたら、彼氏・夫は、どうしたらいいのでしょうか?
思い切って聞いてみても、
「親戚の男の子の面倒を見てあげているだけ」
等と言った、ごまかし、嘘を付かれるかもしれません。
または、
「お茶友達」「食事にたまに行くだけ」
と曖昧にされるかもしれません。
実際、「ママ活」=「不貞行為」になるかどうか、難しいところだと言えます。
民法770条において、離婚事由の一つとして挙げられる「不貞行為」の定義とは、あくまで男女間の肉体関係を指し、食事をしただけ、密会をしただけ、では不定として認められません。
つまり、「ママ活」として、ただ既婚女性と年下男性が食事をしていただけでは、不貞行為にはなりませんが、肉体関係を伴っていた場合は、十分「不貞行為=不倫」と言うことができます。
しかし、パートナーが「ママ活」を通じ、不倫をしていると証明するためには、証拠を取らねばなりません。
あなた本人だけで現場を押さえたり、相手を特定したり出来ればいいのですが、それは簡単はことではありません。
あなたが仕事をしている昼間に、彼女・妻が「ママ活」をしている、と言った場合は、自分で動くことは非常に難しくなってきます。仮に、平日の休みで動ける時があったとしても彼女・妻もそれを知っていれば、その日に動くことはないでしょう。あなたの仕事がある時間帯や予定があるタイミング、忙しい時間を狙って、こっそり動く可能性は非常に高いです。
さらに、素人が証拠として撮った写真などは、パートナーの不倫を証明するどころか、あなた自身がプライバシー侵害をしたとして、逆に訴えられてしまう可能性さえあります。自分の判断で彼女・妻を尾行して写真を撮ることや別々に暮らしている場合、相手の家に盗聴器を仕掛けて音声で証拠を取ろうとすること、それ自体が違法になってしまうと裁判の時の証拠として提出することができなくなってしまいます。
そこで、ひとつの選択肢として「探偵事務所」に依頼する、という選択があります。
探偵事務所は、彼女・妻の不貞行為の瞬間を、裁判で認められる形で、かつ正当な手段で証拠を掴んでくれます。
最初は、「ママ活」として食事に行くだけでも、いつしか、あなたの彼女・妻が年下男性と深い関係になり、あなたと別々の未来を選ぶ可能性は否めません。
その時に、パートナーの浮気を証明できなければ、泣き寝入りしなくてはならないのはあなたです。
しっかりと浮気の証拠を集め、いざというときに、あなた自身が、あなたとパートナーの未来を選べるようにするためには、探偵事務所を頼ることが、大切な選択肢の一つになります。
まとめ
いかがでしたか?
「ママ活」の意味や実態が少しは把握できたのではないでしょうか?
お茶や食事に行く特定の年下男性が妻にいたとしたら、あなたはそれを浮気と捉えますか?
それとも…?
ママ活はメジャーではありませんが、本記事でも触れてきたホストクラブや「ママ活」アプリなどの発展によってその数は確実に増えています。カップル期間や夫婦生活が長く続く中で関係性に飽きてしまい、大学生ほどの若い男性に新しい関係性を求めてしまうこともあるかもしれません。自分には夫がいながら、それでも好みのタイプのかわいい若い男性と一時の快楽に溺れてしまう。そんな自分に酔いしれてしまい、あなたを傷つけてしまっているなんてことも…
いずれにしても、「ママ活」はそのカジュアルな響きと違い、ディープな不倫の温床になっているのかもしれません。
しっかりとした証拠を押さえ、真実を知りたいなら、探偵事務所への相談をおススメします。