性格診断や相性占いにも利用されることのある血液型。もちろん、全員に当てはまるわけでもなければ科学的な根拠はないとも言われています。しかし日本では、この血液型を利用しての分析が娯楽として親しまれており、血液型別の特徴を記した『自分の説明書』が600万部以上の大ベストセラーになるなど、日頃の会話の中からも「A型っぽいね」「あの人、B型だからね」と、良い意味でも悪い意味でも使われています。
世界を見渡すと血液型で性格を診断するのは日本だけですが、そのユニークで的確な特徴から、近年は韓国や台湾でも用いられるようになりました。日本ではA型が最も多く人口の約38%、次いでO型の約31%、B型が約22%で、AB型は約9%しかおらず、圧倒的に少ない血液型のため、「考えていることが分かりにくい」「自分の世界がある」などと言われてしまうのかもしれません。
スイスやノルウェーでは約半数がA型、インドでは約41%がB型、ブラジルやペルーでは人口のほぼ100%がO型など、傾向や割合は国や地域によって異なります。それでも、ブラジルやペルーの人が同じ考えや行動を取るわけではありません。あくまで、統計学を利用した性格判断なので、気軽な気持ちでご覧下さい。