こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。本日は、妻が頻繁に夫の名前を間違えて呼び、浮気を疑い始めている夫の話をお伝えします。まずは登場人物の紹介です。
登場人物
・私 20代後半
・妻 20代後半
・ケンジ君(仮名) 妻の浮気相手と夫が思っている人物
妻の浮気 無意識に別の男の名前を口にする妻
これからお伝えする話は、まだ疑惑の段階で妻が浮気をしていると確定したわけではありません。でも、どう考えても腑に落ちないことが続いています。
それは、半年くらい前から始まりました。妻の口から聞いたことのない名前が、不意のタイミングで出て来るようになったのです。
妻との出会いは社会人3年目の時でした。
合コンで知り合い、2年付き合った後に結婚し、現在は結婚から1年半が経っています。私は平日勤務の、いわゆる普通のサラリーマンで妻は女性向けサービスを行っている店舗の勤務で平日が休みでした。
2人の休みが被ることはほとんどありませんでしたが、結婚前から夏休みや冬休みを合わせて旅行を楽しんだり、夜中まで動画サイトでドラマを観たり、それなりに一緒の時間を過ごせていたと思います。
それに、妻はもともとよく喋る性格なので、仕事から帰ると同僚の不満だったり、お客さんのことだったり、些細なことまで全部話してくれました。
毎日のことなので、私も自然と妻が勤める店舗のスタッフの名前や特徴を覚えてしまい、たとえ主語が抜けていても「お局の〇〇さんに言われたんだろうな」と察するようになりました。
1回目は作った料理を持って行って欲しい時
スタッフも女性、お客さんも女性なので、妻の口から男の名前が出たことはありませんでした。
知り合った時には「もう8年も彼氏がいない」と言っていたし、妻が発する男の名前と言えば、私か妻の父か、私の父、それとお気に入りのスポーツ選手くらいでした。
それなのに突然、聞き慣れない男の名前を発したので驚きました。
その日、妻は珍しく早番だったので、私が帰ると夕飯の支度をしていました。
妻はいつも「時間が掛からなくて、生ゴミがあまり出ないもの」を作るのですが、なぜか手の込んだ料理を作っており「誕生日でもないのに、どうしたんだろう」と思っていました。
私がシャワーを浴びて着替えてからキッチンへ向かうと、妻は作ったばかりの料理を皿に盛りつけており、
上機嫌で私に言いました。
「ケンジくん(仮名)、これ持って行って」
私の名前でもなければ、共通の知人にいる名前でもなく、さらに、妻は自分の口から「ケンジくん」と発せられたことに気付いていない様子でした。
聞き間違いかな?と思って、妻に「何て言った?」と聞き返すと、今度は私の名前を呼んでから「これ持って行って」と菜箸でお皿の端を軽く叩きました。
時間と材料費を掛けたであろう、手の込んだ料理を食べている最中も「ケンジくん」が気になって、その味を楽しむことができませんでした。
何度も「ケンジくんって誰?」と聞こうとしましたが、聞き間違いかもしれないし、その日は結局、聞きませんでした。
2回目はソファーでドラマを観ている時
聞き間違えではなかったと、はっきり分かったのは、それから約1週間後のことでした。この日は、夜遅くに2人でネトフリのドラマを観ていました。
ソファーに並んで座っていたのですが、ドラマに夢中になっていた妻が再び「ケンジ君」と見知らぬ男の名前を発しました。
「ケンジ君、もっとそっち行って」
はっきりと聞こえたので、妻に向かって「は?ケンジ君って誰?」と言うと、妻は画面から目を離し、私の顔を凝視しました。
「ケンジ君?私、そんなこと言った?……あ!お客さんの子供でいるの。ケンジ君って子が。いつもお店に連れて来て、私が相手するから間違って言っちゃったのかも」
そう言って妻は笑いましたが、言い訳にしては無理がある気がします。
そもそも、お客さんの子供に向かって「そっち行って」とは言わないだろうし、シチュエーションも一緒にテレビを観ている時や料理を作った時など、まるでケンジ君と同棲でもしているような感じです。
絶対におかしい、と思って妻に何度も食い下がると、妻は「しつこい!友達の子供って言ってるでしょ!!」と今度は違う言い訳をして、話の途中で寝室へ行ってしまいました。
リビングに残された私は、ただただ疑心暗鬼になって妻の浮気を強く疑い始めました。
しかし、証拠が何もありません。
しばらくは口も利かないほど冷め切った空気感の中で過ごしていましたが、1週間もすると妻の機嫌が直り、何事もなかったかのような日々に戻りました。
それでも私の中の疑念は消えず、証拠を掴んでやろうと、妻が寝ている隙にスマホを覗いてみたり(何も出て来ませんでした)、妻が出勤中にどうでもいい用事でお店に電話を掛けてみたり(繋いでもらえたので間違いなく仕事に行っていました)、一人で空回りばかりしていました。
いろいろと試してみたけれど、やっぱり何も出て来ないので、私の思い過ごしだったのかもしれないな…と思い始めた頃、妻が3度目の「ケンジ君」を発しました。
3回目は何気ない会話の中で
夕飯後にテレビを観ながらスマホをいじっていた妻から「軽く何か食べたい」と言われたので、チョコと煎餅を出して、「甘いのが良い?しょっぱいのが良い?」と聞いたところ、妻はスマホを見たまま「ケンジ君の好きな方で良いよ」と答えました。
妻はまた、名前を間違ったことに気付いていませんでした。気付いていない=もはや自然なことなのでしょう。仕事には行っているので、妻が休みの平日に、ケンジ君とやらの家に行き(もしくは私たちの家に呼び)、楽しい時間を過ごしているに違いありません。
思わず「またケンジ君!いったい誰だよ!!」と叫びそうになりましたが、ぐっと堪えました。
これまで自分で浮気の証拠を掴もうと躍起になっていましたが、私ひとりでは限界がありました。妻が休みの日に尾行をするわけにもいかないし、証拠だって「この目で見た」だけでは簡単に誤魔化されてしまうと思います。
3度も無意識で名前を呼んだことを踏まえると、相当な頻度で会っていることは確実だと思うので、しばらく泳がせておいて、近いうちに興信所を使って行動調査をお願いしようと考えています。