こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。本日は「実録・妻の浮気」として、妻に騙されていた夫の体験談をお伝えします。まずは登場人物の紹介です。
登場人物
・私 30代半ば
・妻 30代半ば
・Fくん(妻の浮気相手)
・息子 10歳
・義父
妻の浮気 浮気をやめない妻に復讐をしました
妻とは結婚した当初から共働きでした。
妻は中小企業の事務員として働いており、会社が忙しい時期には残業もありました。一方、私の仕事は定時で上がることが多く、息子が小さいうちは保育園のお迎えも私の役目でした。
それが苦になることもなく、いたって順調な生活が続いていたと思います。
そんな毎日がガラリと変わったのは、息子が10歳になった頃です。
妻の様子がおかしい…と言うよりも、漠然とですが、なんとなく「やたらと残業が増えたな」とか「家でも携帯を手放さないな」とか、些細なことかもしれませんが、微妙な行動の変化が気になり始めました。
しかし、証拠もなければ、何かを言われたわけでもありません。何より心のどこかで「気のせいだろう。妻に限って、大丈夫だろう」と思っていました。
口論の末に浮気を認めた妻
ところが、そんな想いを打ち砕くようなことが起きてしまいました。
それは、いつもと変わらない平日の夜のことです。私の近くに置いてあった妻の携帯に着信があり、何気なく覗いてみると「Fくん」と表示されていました。
キッチンから猛ダッシュで駆け寄って来た妻は、乱暴に携帯を手に取り、着信を切りました。
この慌てっぷりは…。
「浮気でもしているんじゃないか?」
くすぶっていた疑念をぶつけると、妻は即座に否定しましたが、残業が増えたことや私に気付かれないように電話をしていることを指摘すると、次第に口論へ発展してしまい、最終的には勢い余った妻が浮気を認め「アンタよりずっと若いイケメンなのよ!」と逆ギレをしました。
相手は妻と同じ会社に勤める年下の男だそうです。
率直に言うと、妻の浮気を知ったときは、悲しかったです。悔しいとか、みじめとか、そんな感情ではなく、ただただ悲しかったです。
その翌日、冷静になった妻は泣きながら私に謝罪し、浮気相手とは別れることを告げて来ました。
別れたフリの妻に制裁!!
信じた私がバカだったのです。
妻の残業は相変わらず続き、携帯も手放しません。それどころか、携帯にロックを掛けるようになりました。残業と言って遅くなった日は、聞いてもいないのに具体的な仕事内容やその日に起きたことを一方的に喋り、ストーリーを作り上げているようにさえ感じました。
ところが、見てしまったのです。妻がFくんなる人物に送ったメールを。
妻は、パソコンと携帯で同じメールアドレスを使用しているのですが、パソコンを使ってネットで買い物をした際に、パソコンを閉じず、さらにログアウトもしないまま、息子を友だちの家まで迎えに行ってしまい、その隙に送信メールを確認することができました。
F(メールアドレスの宛先にはフルネームがありました)とは、毎晩のようにメールをやり取りしており、浮気を継続していること、私はもう疑っていないと思っていること、いつか息子を会わせたいと伝えていること等が判明しました。
また、週末の残業後の予定も細かく書いていました。
これ以上、一緒に暮らすことは無理。
男とやり取りしているメールを全て印刷し、翌日の会社帰りに妻が働く会社へ乗り込みました。受付の女性に「Fさんに話したいことがある」と伝えると、受付の女性が彼に内線を掛け、何度か頷いた後に「お約束はしていらっしゃらないようですが、ご用件をお伺いしてもよろしいでしょうか?」と言って来ました。
印刷したメールを見せ「彼が妻と浮気をしているようなので、別れて頂きたく参りました」と告げました。
受付の女性は驚いた顔をした後に、手で受話器を押さえながら、ごにょごにょと小さな声で男に用件を伝えていました。証拠が消されては困るので、男性を尋ねる前に、全てのメールをコピーし、妻の実家にも速達で送っておきました。
応接室で会った男性は、本当に私よりも10歳は若く見えるイケメンで、何も言っていないのに、土下座で私に謝罪しました。
「妻だって同じように私に詫びましたが、未だに関係が続いています。メールでは私が気付いていないことを楽しんでいるようにも見えましたが、そのことについてどう思いますか?」
相手はしばらく黙った後に「慰謝料をお支払いします」と切り出しました。
受付の女性が他の人にも言ったのでしょう。社長さんが妻を連れて、応接室に入って来ました。
「この場でハッキリと縁を切れ!!」
社長の一喝で、男は妻に別れを告げ、妻はそれを了承しました。しかし、これも一度騙された私にとって、茶番にしか見えませんでした。
激怒した義父が離婚を承諾
その翌日、義父から電話がありました。
書類(メールのこと)を全て読んだ、と。自分の娘に対する罵詈雑言を捲し立てた声は、かなり震えていました。
「私としては離婚したいと思っています。お義父さんたちから孫を奪うつもりはありません。いつでも会いに来て下さい。ただ、娘さんとは一緒に暮らせません」
他人をせせら笑うような娘に育てた覚えはない、亭主と子供をほったらかして男に入れ込む娘にした覚えはない、とんでもない話だ!
私を気遣ったのでしょうか。一通り娘に対して怒りの言葉を並べた後に、ぽつりと言いました。
「離婚は仕方がないけれど、たまには子供に会わせてやってくれ」
現在は離婚をして、無事に親権を取ることができました。慰謝料も浮気相手の男から受け取ることができました。それでも心に残った傷は癒えません。
お義父さんは、たまに息子に会いに来てくれて(お義母さんと元妻は来ません)、3人でご飯を食べる日もあります。息子には「会いたかったら会って良いんだよ」と伝えていますが、ある程度の経緯を理解しているようで、今のところは会いたいとは言っていません。
本当は会いたいだろうに…。
何の落ち度もなく、絶対的な被害者である息子に我慢をさせていると思うと、胸が苦しくなってしまいますが、いつか分かってくれる日が来ると信じています。