こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。本日は「実録・妻の浮気」として、妻に浮気をされた男性の体験談をお伝えします。妻の浮気相手は、信じられない人でした。
登場人物
・私 40代
・妻 30代
・妻の浮気相手
・妻の友人 スミレちゃん
妻の浮気 愕然とした妻の浮気相手
妻とは同じ会社で働く同僚でした-。
交際のきっかけとなったのは、上司からの紹介です。
それまで同じ部署になったことがなかったので、じっくり話したことはなく、廊下などですれ違った時に挨拶をする程度の間柄でした。
もちろん、名前も部署も知らない、ただ「綺麗な人」としか思っていませんでした。
しかし、上司から「良い相手がいる」と顔合わせの場をセッティングされ、お見合いのような形で改めて妻と会い、名前や年齢、所属部署など紹介し合いました。
「綺麗な人」は容姿端麗なだけではなく、仕事や家事をそつなくこなす女性で、私にはもったいないくらいの人でした。
上司からの推薦もあって、お互いOKを出し、そのまま交際がスタート。その半年後には結婚まで辿り着きました。
結婚後に妻は仕事を退職し、専業主婦となり、これまで以上に家事を頑張ってくれました。仕事で疲れた夜に、手の込んだ美味しい料理と笑顔の妻が待っているなんて、夢のような時間でした。
友人からの電話で芽生えた不信感
料理だけではなく、妻は家事全般が得意でした。
ワイシャツはクリーニングに出したかのようにピンとアイロンがけをしており、部屋が散らかっていたことも、どこかが汚れていたこともありません。
完璧に家事をこなし続ける日々は息も詰まるだろう…。
そう思って「友人と出掛けたい」と言われた時は、いつも迷うことなく許可していました。
しかし、ある日、いつものように「スミレちゃんと出掛けて来る」と家を出た数分後に、そのスミレちゃんから自宅に電話が掛かって来ました。
妻の身に何かあったのではないか?と思ったのも束の間、妻の携帯に電話をしたが繋がらず、自宅へ電話をしたと言います。
スミレちゃんが待ち合わせに遅れるとか、行き違いになって会えずにいるとか、そんな話かと思って、黙って耳を傾けていると、スミレちゃんは「今日、暇だから遊びに行っても良いか?」と言い始めました。
この時点で、妻が私に何かを隠して外出していることが分かりました。
私もスミレちゃんとは面識があったので、何気なく「先週も遊んだばかりでしょ。本当に仲が良いよね」と伝えると、スミレちゃんは「先週?別の人じゃない?私、2週間くらい海外旅行に行ってて、そのお土産も渡したいの」と言われました。
妻は先週もスミレちゃんと遊ぶと言って出掛けたばかりです。
スミレちゃんには、「妻が外出中だから後日、ゆっくり遊びに来て」と伝え、電話を切りました。
妻が私に嘘をついている…。
突然芽生えた不信感は、妻が帰宅するまで悶々と募ってゆく一方でした。
尾行で発覚したショックすぎる浮気相手
妻が帰宅してから、それとなく誰と出掛けていたのかを聞いてみました。
「だからスミレちゃんって言ったじゃない」
さらっと答えた妻に、スミレちゃんから電話が来たことを伝えると、咄嗟に別の女性の名前を出し、「いつもスミレちゃんって言い慣れているから間違えちゃった」と下手な嘘で誤魔化されました。
しかし、いかんせん証拠がありません。
それから、しばらくの間は外出もせず、いつものように家事を一生懸命してくれました。
夕飯の後には、翌朝に焼くパンの生地をこねるなど、きっと他の人の奥さんたちよりも完璧に家事をこなしているであろう姿を見ていると、私の思い過ごしのような気もしてきました。
外出する気配がない日が何週間も続き、芽生えた不信感も消えようとした頃、ようやく妻が「外出する」と言いました。
「スミレちゃん?」
私が聞くと妻は前回の失態を思い出したのか「ううん、別の子」と曖昧な表現で交わし、足早に出掛けて行きました。
「いってらっしゃい」
テレビのナイター中継に夢中になっている素振りを見せながら、私も靴を履き、追跡を開始します。
少し暗くなった住宅街の夜の道を、妻は振り返ることもなく、駅へと向かい、慣れた様子で改札を通って到着した銀座の駅では、迷うことなく一目散に出口を抜け、大通りを直進して行きました。
不意に妻が小走りになり、その先に視線を送ると、そこには私の上司が立っていました。
私に「良い相手がいる」と妻を紹介してくれた、あの上司です。
手を繋いだ二人は高そうなレストランで食事を済ませ、そのままホテルへと入って行きました。
浮気を認めた妻と悲しい現実
二人がホテルから出て来るまで、ほとんど記憶がありません。
ひたすら、人目も気にせず、うなだれていたのでしょう。誰だって信じていた人、二人から同時に裏切られたら、正気を保てないと思います。
ホテルから出て来た二人の姿を、かろうじて携帯で撮影し、足早にその場を去りました。
帰宅した妻の顔を、正直、見たくはありませんでした。今まで、どんな顔をして外出から帰って来ていたのか、思い出したくもありません。
それでも、見なかったことにはできず、思いきって妻をリビングへ呼び出しました。
尾行されていたとは知らない妻は、何食わぬ様子で「野球、どっち勝った?」と聞いて来ます。
私は証拠の写真を妻に見せ、妻を問い詰めました。
取り乱したり、慌てたり、逆ギレしたり…。何かしらの激しい反応があるかもしれない、と思っていたのですが、妻は溜め息を吐くと、静かに話し始めました。
妻子がいる上司と不倫関係が始まったのは、私とお見合いをする5年前から。
上司の奥さんが浮気を疑い始め、浮気相手が妻であることも目星を付けられたので、その疑惑を紛らわすために、慌てて私との見合いを持ちかけたと言います。
妻に男がいることで、上司との不倫疑惑を払拭させるため。さらには、妻に職場を離れてもらうため。
そして、妻が仕事を辞めても食っていけるように、ある程度の年齢で貯金もありそうな人として、私が選ばれたようです。
妻も、私と結婚すれば、不倫関係が続けられると説得され、私との交際を始めたそうです。結婚後も本命は上司で「あなたと結婚している、その既成事実が大切だった」と言われました。
胸が苦しく吐き気さえ感じるほど強いショックで、どんなに深呼吸をしても酸素が足りませんでした。
後日、私が離婚を切り出すと、妻は簡単に応じました。
そうです。妻にとっては、誰でもいいんです。結婚の既成事実さえ作れる人なら。
離婚後はアルコール中毒に…
離婚後は、人生のどん底まで落ち込み、急性アルコール中毒にもなりました。私自身、こんなに自分が弱かったなんて、初めて知ったように思います。
塞ぎこんだまま運転をして事故にも遭い、リハビリと通院を繰り返しながら、社会に復帰するまで1年を要しました。
勤めていた会社は退職し、ようやく別の会社で働き始めましたが、人と接することが怖くなってしまい、なかなかうまくはいきません。
婚姻期間が短かったこともあり、慰謝料もあまり多くはもらえず、その大半は酒に使ってしまった以上、なんとしてでも自分を奮い立たせて、再起しないといけないと頭では分かっているのですが、そう簡単に心の整理はできそうにもなく、しばらく精神的にも金銭的にも苦しい日々が続きそうです。