実録・夫の浮気

【夫の浮気】誰のこと?子供の発言で夫の浮気が発覚

公園

こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。本日は、子供の何気ない発言で夫の浮気を知った妻の体験談をお伝えします。まずは登場人物の紹介です。

登場人物
・私 20代後半
・夫 20代後半
・Sさん(夫の浮気相手)
・私のパート仲間
・息子 幼稚園児

夫の浮気 Sちゃんって誰?子供の発言で知った夫の浮気

S

夫とは学生時代から付き合っており、卒業後1年半で結婚しました。息子もすぐに授かったので、周りに比べたら若い親です。

夫はごく普通の会社員で、残業や飲み会などにも参加していましたが、遅くても夜10時頃には帰宅していました。息子のことも可愛がっており、毎週末は息子を公園に連れて行ってくれていました。

ここまでの説明だと、子煩悩で優しい夫のように聞こえますが、夫は働いたお金を私とシェアすることに抵抗があって、食費や育児に必要な最低限のお金しか渡してくれませんでした。

はっきり言ってケチですが、散財して借金を作られるよりは良いのかもしれません。

たとえば、息子の子供服を買う時も、まずは実家(2人とも車で1時間もしないところに実家があります)に、子供用の服で着られそうなものがないか?を聞いて、私にも夫にも甥がいたので、甥のおさがりがあれば、それをもらい、どうしてもないものだけ一緒に買いに行きます。

私は育児があるから働けないのに、私の洋服代や美容院代は渡してくれず、「自分の貯金があるだろ」と言われたり、要らなくなったものをメルカリで売ってお金を作っていました。

その話を友達にした時は、「モラハラじゃん。何で結婚しちゃったの!すぐに別れた方が良いよ」なんて言われたのですが、学生時代は割り勘だったし、お互い実家だったし、お金の面でこんな人だなんて気づきませんでした。それに払う時は払ってくれる人だったし(指輪とか)。

お金のことで不満はありましたが、育児には積極的に参加してくれるし、家事のことでも何一つ文句を言わないし、完璧な夫なんていない!!と自分に言い聞かせて、我慢をしながら過ごしていました。

浮気を知ったのは息子の発言から

公園

そんな生活が5年も続き、自由に使えるお金がなくなった私は、パートに出ることにしました。息子が通う幼稚園と自宅の中間地点にあるスーパーです。

息子と同じ幼稚園に子供を通わせているママさんもパートさんにいたので、休憩時間は幼稚園のことや、すぐに通い始める小学校のこと、小学校で掛かるお金のことなど、いろいろと教わったりして、楽しく働けていました。

お子さんが高校生だったり、成人していたり…。皆さん、私よりも年上なので人生経験が豊富で、なかには「旦那に浮気されたことがある」なんて、あっけらかんと話す人もいました。

「許したんですか?」と私が聞いても「許すも何も起きちゃったことは全部過去のこと!これから心を入れ替えれば…って水に流したら2年後にまた浮気してさ。その時は、こいつを水に流してやろうかと思ったね」なんて、豪快に笑っていました。

パートさんたちは口々に家庭の問題や子供の悩みを相談し合っていましたが、私はパートさんたちに、夫が最低限の生活費しか渡してくれないことを言いませんでした。言えば、可哀相と思われるし、私の友だちみたく「別れた方が良い」って言われると思っていたからです。

お金のことは、もちろん大きな問題だと思いますが、それ以上に良い部分もあるのに、その良い部分を知らない人たちに、夫を悪く言われたくなかったんだと思います。

ところが、ある日、突然、何の心の準備もない状態で、夫の浮気が判明しました。

きっかけは、息子の些細な一言でした。

幼稚園からの帰り道に「Sちゃんの家に遊びに行きたい」と言い始め、聞いたことのない名前だったので、幼稚園に新しく女の子が入って来たのかな?と思って、「幼稚園のお友達?」と聞くと、「ううん、パパのお友達」と言われました。

パパのお友達?Sちゃん?誰?公園で会った人?と聞くと、パパのお友達は「大人」で「公園ではなく、Sちゃんのお家で遊んでいる」と言われました。

毎週末、「ゆっくりしなよ」と私を家に置いて、息子と見知らぬ女性の部屋に行っていることが判明しました。

「公園じゃなくてSちゃんのお家に行ってるの?」

「公園に行かないでSちゃんのお家に行く時もあるし、公園に行ってからSちゃんのお家に行く時もある」

そう言われた時は心臓が止まりそうになりましたが、息子も一緒に行っていることだし、おかしい間柄ではないはず…と思いました。

「Sちゃんのおうちでは何して遊ぶの?」

「テレビ観たり、絵本を読んでもらってから、大きな布団で3人でお昼寝をする」

再び心臓が止まりそうになりました。

やましい関係じゃなければ、私に言っても良いはずです。私には内緒で家に行っているどころか、Sという人の存在すら隠している時点で、私には知られたくない人なのでしょう。

子供が連れて行ってくれた不倫相手の自宅

その日、何度も夫に浮気のことを問い詰めようとしました。でも、勇気が出ませんでした。私が口にすることで、逆ギレして捨てられたらどうしよう…とか、子供が責められたらどうしよう…とか、悪いことばかり考えているうちに時間が過ぎてしまいました。

翌日、スーパーで「友だちの話」として、息子から聞いた話をしました。同じ幼稚園に子供を通わせている人もいるので、自分の話として相談をすると噂が広まってしまうかもしれないからです。

人生経験豊かなパートの先輩たちの考えは様々でした。

「私だったらすぐに旦那を問い詰める」と言う人が多かったですが「怒ると怖いから簡単には言えないし、証拠を押さえるまで我慢する」と言う人もいました。

その中の一人が「旦那さんじゃなくて、お子さんに聞けば良いのに。毎週、その人の家に行っているなら場所を知っているんじゃない?」と言いました。

なるほど…と思って、その日、幼稚園から息子を連れて帰った時に、わざと公園の近くを通って「Sちゃんのおうち、どこ?」と聞くと、公園から見える茶色の高層マンションを指さしました。

「515のお部屋」

「今、Sちゃんいるかな?ママも会ってみたい」

「わかんない。515のお部屋にSちゃんは一人で住んでる」

息子を連れて、茶色のマンションまで行って、オートロックのインターホンで「515」と押してみました。インターホン越しに見知らぬ女(私)が映っていると、怪しまれて開けてくれないと思ったので、息子を抱きかかえて、息子の顔がアップで映るようにしました。

「はーい。あら、〇〇(息子の名前)くん?パパと来たの?ちょっと待って、今開けるからね」

優しい声の女性がオートロックを解除してくれたので、息子を連れて515号室まで行きました。

玄関前のインターホンを押すと、すぐに扉が開いて、笑顔の女性が姿を見せました。これが夫の浮気相手のSさんなのでしょう。

浮気を認めた女性とキレた夫

女性は私を見て「どちら様…」と言いかけたのですが、すぐに視線を落とし、息子の顔を見るなり、瞬時に状況を理解したようでした。

「〇〇(息子)の母です。主人ともどもお世話になっています」

私が言うと、女性は表情を一変させ「申し訳ありませんでした」と、すぐに謝罪しました。

私から何かを言う前に、浮気を知った妻が乗り込んで来たのだと悟ったのでしょう。また、彼女が謝罪したことで、夫の浮気は確定しました。

私たちが真剣な表情で向き合っているのにも関わらず、息子は私の手を離れ、慣れた様子でSさんの部屋の中へ入って行きました。

「いつからですか。関係は」

玄関先で問い詰める私に、彼女は「1年前からです」と答えました。出会った場所は公園で、その時は彼女も娘さんと暮らしていたそうです。

離婚をして、娘さんは遠くに行ってしまったパパと暮らすようになり、子供の相談をしているうちに、夫と親密な関係になったと言います。彼女が言うには、最初は「奥さんも一緒にどうぞ」と自宅に招いたそうですが、夫が「今日は妻が忙しくて無理でした」と、勝手に断っていたことも分かりました。

私は部屋の中に入りませんでしたが、玄関先で10分以上、話を聞きました。彼女は、バレてしまったからなのか、全てを正直に話してくれました。

夫の帰りがこれまでより遅くなっていたのは、残業ではなく、Sさんの家に立ち寄ってから帰宅していたことも分かりました。

このまま自宅に帰ってしまったら、完全に狂ってしまいそう!と思った私は、気付けばパート先のスーパーに来ていました。私より遅い時間まで働いている人たちに「どうしたの?」「泣いてない?」「もうじき、あがるから、奥で待っていて」と言われて、息子と2人で待っていました。

翌月のシフトを作っていた店長が息子の相手になってくれて、シフトを終えたパートさんたちに、知ったばかりのことを話しました。

誰ひとり、口にしなかっただけで「友達の話」として言った内容が、私のことだと勘付いていたそうです。

「平日に会っていることを言ってくるなんて、その女もマウント取って来たね」

「それでも旦那のことが好きなら手放しちゃダメだよ。嫌いになったのなら、慰謝料をもらって手放しなさい」

「お子さんも小さいし、お金も掛かるから、離婚しない方向で考えたら」

「まずは実家に帰って、頭を冷やさせた方が良いわよ。実家からでもパートや幼稚園には通えるんでしょ?」

本当に考え方は人それぞれで、結論は出ませんでしたが、こうやって気兼ねなく色々と話すことができて、気持ちはだいぶ落ち着きました。

息子の相手をしながら、遠くから聞き耳を立てていた店長も帰り際に「シフトを増やしたい時は言って下さいね。ウチは、夕方まで働けるパートさんが足りていないから」と言ってくれました。

彼女の部屋から自宅に直帰していたら、冷静に考えることはできなかったと思います。怒りや悲壮感で最悪の事態を招いていたかもしれません。

私は誰かに聞いてもらうことで、そして色々なアドバスをもらうことで、自分を落ち着かせることができました。

会社から帰って来た夫は、浮気相手から先に話を聞かされていたようで、ひどく怒っていました。夫の返答や態度を見て今後のことを考えよう…と思っていたのに、帰るなり逆ギレで私を責め立てる夫の姿を見て、自分でもびっくりするくらい気持ちが冷めていきました。

「鬼のような顔をして大声で怒鳴り散らしているけど、この人、いったい誰なんだろう」

おかしいかもしれませんが、そんな感覚になりました。散々怒鳴り散らした後、夫は何も言わずに出て行ったので、その日の夜に息子を連れて、実家に帰りました。

両親にも事情を説明し、今は実家で暮らしながら、離婚に向けて手続きを始めているところです。夫は離婚を拒否していますが、私も折れるつもりはありません。

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