実録・夫の浮気

【夫の浮気】浮気をした夫が妊娠中の妻を置いて家出

妊娠

妊娠と夫の浮気がダブルで発覚!その時、夫は…。

妊娠

夫とは結婚して5年が経っています。

結婚当初から子供を望んでいたのに、なかなか恵まれず、本気で妊活を始めようと思っていた矢先に、妊娠が発覚しました。5年間、本当に待ち望んでいた妊娠だったのに、夫の浮気が発覚しました。

発端は、私が夫のスマホを勝手に見てしまったことです。

「産婦人科に一緒に行こう」と、夫と話し合って、忘れっぽい夫の代わりに、私が夫のスマホのカレンダーに予定を書き込みました。普段は夫のスマホなんて触らないのに…。

その時に、夫のカレンダーに週1ペースで星のマークが付いていることを発見しました。20:00~とか、21:00~とか、星のマークの下には時間が記載されていて、それは前月にも前々月にも書いてありました。

「何の日だろう?」と思って、私のスマホと照らし合わせたら、夫が「出張に行って来る」と言っていた日だと判明しました。

私には「午前中は普通に働いて、午後から1泊の出張で、翌日の午後には東京に戻って来る」と説明していた日でした。

それなのに、20:00~とか21:00~なんて「何かおかしい」とは思いましたが、出張先で飲み会とか接待とか、仕事の予定があるものだと深く考えませんでした。

ところが、しばらく夫のスマホを触っていると、誰かからLINEが届き「奥さんが妊娠したって本当?離婚の話はどうなるの?私と結婚する約束は?」と書かれたメッセージが表示されました。

それを見た瞬間、星のマークは浮気相手と会う日で、この日はその女の家に泊まっているのだと確信しました。

問い詰められた夫は何も言わずに家出

「夫とはどういう関係ですか?」

私がLINEの返信をすると、すぐ既読になりましたが、返事はありませんでした。その23分後に、お風呂から夫が出て来たので、LINEの画面を見せて問い詰めました。

「どういうこと?離婚の話って何?結婚の約束って何?」

冷静ではいられませんでした。ショックで何も考えられなかったけれど、腹の底から怒りの感情は湧いてきて、激しい口調で問い詰めました。

「謝っても絶対に許さない!」

そんな覚悟もあったのに、夫は私の予想に反して、無表情のまま何も言わずに寝室へ行き、仕事用のスーツに着替えて、黙って家を出て行ってしまいました。

平謝りするはずだと思ってばかりいたのに、家を出て行くなんて信じられない行動です。

「生まれて来る子供のためにも家出は考え直して欲しい」

私はサンダルにジャージ、スッピンのままで外に出て行った夫を追って、何度も懇願しました。許さない!と決めていたのに、私の方からお願いするなんて…。矛盾していますが、それほど感情がコロコロ変わって正気ではいられなかったのだと思います。

それでも夫は、私を振り切って行ってしまいました。

耳を疑う夫の言葉に唖然

私にも否はあったのだと思います。

足りないところや直さなければならない部分があったのだと思います。

それは全部直すから…。やっと授かった子供なのに…。

浮気をしても謝らないような夫なのに、私は諦めきれませんでした。

その日の夜も翌日も、何度も何度も私が電話をしても出てくれませんでした。LINEも既読になるだけで、返事はありませんでした。

仕方なく夫の会社へ出向き、夫を呼んでもらいました。

「会社まで来るなよ」

私と対面した夫は迷惑そうな顔を隠さず、さらに「離婚届は送るから」と告げて来ました。

「そんな…。子供はどうするの?5年も待って、ようやく授かったんだよ!!」

私が人目も気にせず、大声で叫ぶと、夫は信じられない言葉を浴びせました。

「子供は手術で何とかしろ!」

そんな鬼畜な言葉を言われて、ようやく私も目が覚めました。

離婚後に復讐をしても気が晴れない

メール

卑劣な言葉を吐き捨てた人の子供でも、私にとってはかけがえのない子供です。

早産で低体重でしたが、尊い命は無事に誕生しました。

出産までのストレスと、慣れない一人での育児に疲れ果て、届いた離婚届に印を押し、夫との離婚は成立しました。弱った精神面と鈍った判断力の最中だったこともあり、慰謝料や養育費を請求せずに別れました。

あの時は、そんなことを話し合う気力さえなく、とにかく縁を切りたかったのだと思います。今では強く後悔していますが…。

泣いて暮らす私と1歳にも満たない子供を温かく迎え入れてくれたのは両親でした。私のことを可哀相な娘だと思っていたはずなのに、そんな素振りを見せずに、まるで夏休みに帰省でもしたかのような態度で接してくれました。

彼への復讐を企てたのは、実家での生活が落ち着いた頃です。

不倫をしていたこと、子供を置いて一方的に出て行ったこと、子供は手術で何とかしろ!と言われたこと等を、彼の会社や友人にメールで送り、本文には慰謝料や養育費をもらっていない旨も添えました。

人を不幸にした人間は、幸せになれません。それは私も分かっています。

彼が私を不幸にしたように、私も彼を不幸にしようと画策しました。

いずれ、私にも罰が下されるでしょうし、生まれてきた子供に見せる背中が、そんな醜い背中で良いわけがありません。

こんなことして何になるの。虚しくて、落ちぶれるだけなのに。

そう思う反面、どんなに汚い人間になっても、何か仕返しをしてやりたい!と、葛藤の狭間で揺れる日々でした。

結局、居場所を失くした彼は、職場を退職したようです。私を責めるメールが彼から送られて来ました。

彼から仕事を奪った私自身の行動を少しだけ後悔しています。

でも、何も行動しないままだったら、あの葛藤が永遠に続き、もっと年老いてから、再び後悔をしていたと思います。

いつか私にも跳ね返って来るはずの罰を当然の報いとして受け入れる気持ちはできています。

でも、そんなこと以上に、今は子供を立派に育てることを第一に考えて、素晴らしい人生を歩んでもらうために必要なサポートができる親になれるように、必死で努力をしようと思っています。

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