こんにちは。浮気探偵.com～浮気成敗コラム～です。今回は、夫と同僚の浮気を知った妻の体験談をお伝えします。まずは登場人物の紹介です。
登場人物
・私 30代前半
・夫 30代半ば
・夫と同じ会社で働く派遣社員（夫の浮気相手）
・私の同期
・同期の部長、夫の部署の部長
【夫の浮気】夫が同じ会社で働く派遣社員の女性と浮気
夫とは、職場結婚でした。
会社では1年先輩でしたが、年齢は夫の方が3歳年上です。面倒見が良い人だったので、入社したての頃から、仕事だけではなく、色々な悩みや愚痴を聞いてくれて、とても頼りになる人でした。ランチや飲み会に一緒に行くこともあって、すぐに勤務時間外でも会う関係になりました。
入社半年で付き合い、2年付き合った後に結婚しました。子供は授からないまま、結婚生活は7年目が経っていました。些細な口論と言うか、いろいろと揉めることは付き合っている時から何度もありましたが、別れることなく、概ね順調に過ごしていると、少なくとも私は思っていました。
同僚が教えてくれた夫の浮気
そんなある日、経営企画室で働く同期から「話があるから、時間できたら企画室に来て！」と内線が来ました。
私たちが勤める会社は中小企業で、経営企画室とは、そこの部長と彼女だけが所属する名ばかりの部署でした。そこに所属する私の同期は、ほとんど仕事をしておらず、いつも暇そうで「部長いないから、お茶しにおいでよ」と女子社員を誘ったり、業務時間中の9割はチャットで遊んだりしていました。
だから、社内の情報に精通していて、部長クラスの人の異動理由や新入社員の情報（誰の縁故採用とか）など何でも知っていて、今回も何か面白いネタを掴んだかも…と思って、ひとつ上の階にある経営企画室に急いで向かいました。
そこで同僚は、いつにもなく真剣そうな表情で私を迎え入れ、手際よくコーヒーを淹れてくれました。
「耳の痛い話だと思うけど、黙っているわけにはいかないから」
そう言ってから、彼女は夫が浮気をしていると社内で噂になっていることを教えてくれました。浮気の相手は、昨年から働いている派遣社員らしいとのことです。
私と夫は、結婚を機に部署が変わり、その派遣社員の女性は夫の部署に配属されています。
私は接点がないので挨拶程度しか交わしたことがありません。かなりキレイな人で年齢は私より少し若いくらいに見えました。女子会に呼んでも来ないし、女性社員が「慣れた？」とか話しかけても、ﾌﾌﾌと意味深に笑うだけだったり、ちょっと他人とは距離が置いているところがあったので、女子会では色々と陰口を叩かれていました。
ミスが多いとか、すれ違っても無視（と言うか、ツンとしているように見えるらしいです）をするとか、私は関わりがなかったので、その陰口には参加せず聞いているだけでしたが、特に年上の女性から評判が悪かったです。
「ただの噂でしょ。あの女の子、周りから好かれてないし、みんな適当に言っているだけだと思うよ」
夫の行動に思い当たることはないし、残業もたまにしかしていないし（それも30分～1時間くらいだし）、ただの難癖だと思う一方で、面倒見が良くて優し過ぎる夫の性格が少し気になりました。
「だと良いんだけど、お人好しでしょ、旦那さん。噂の出所までは突き止められていないんだけど、営業で2人一緒に外出する時に限って、2時間くらい連絡が取れないみたいよ」
スマホのGPS機能で浮気を確信
夫は時々、残業になることがあって、その時は私が先に一人で帰っていました。それでも、残業を終えた夫は私が帰ってから1時間以内には必ず帰宅をしているし、休日出勤は一度もありません。
ただ、同期の子が言う「二人で営業に出掛けている」ことは知りませんでした。そこで、夫が寝てから、夫のスマホにGPSのアプリをインストールしました。
何かあった時のために、2人ともスマホのパスワードは教え合っていて、インストールをしている最中も「浮気なんてしていたら、パスワードくらい変えているでしょ」と、噂はただの噂に過ぎないことを確信していました。
本当はいけないことのようですが、GPSアプリをインストールしたことは夫に言いませんでした。
それから1週間後、私のスマホで夫の行動を追跡できるのですが、インストールした意味があるのか？と思うほど、何の動きもありませんでした。残業中も、現在地は会社を指しており、30分もするとおとなしく自宅に向かい始めました。
ただ、この1週間は、夫が仕事で外へ出る機会はなかったようです。スマホも常に社内にありました。
翌週も動きがなく、そろそろアプリをアンイストールしようと思っていた頃のことです。仕事中で気付かなかったのですが、夫の現在地がいつの間にか社外になっており、指している場所はラブホテルが集まるエリアでした。
経営企画室の同期にチャットをして「今、夫が営業中なのか？」を、夫の部署の人に確認してもらうと、やはり外出中で、例の派遣社員の女性も一緒に外出中だと言われました。
夫に電話をしても留守電に繋がり、LINEも既読になりませんでした。GPS上だけでの確認ですが、夫が浮気していると思うと、仕事どころではなくなり、それと同時に、浮気相手の派遣社員に対する怒りも込み上げてきました。
どうしたら良いのか分からず、考えれば考えるほど泣きそうになってしまった私は、慌てて経営企画室に行き、同期の子に相談することにしました。口が軽いことも知っているのですが、それでも誰かに聞いてもらわないと発狂しそうになったからです。
その日に限って、企画室には部長がいたのですが、ただならぬ私の様子を見て「何かあった？」「セクハラ？パワハラ？」と、同期の子以上に心配してくれました。
押さえきれずに、知ったばかりのことを全て話すと「不倫の話はプライベートなことだから介入できないけれど、就業時間中にラブホテルに行っていることは大問題だから社内調査をする」と言い、すぐに夫の部署の部長が呼ばれました。
呼ばれた部長は、夫のその女性に不倫の噂があることを「知っている」と認めたうえで、「証拠がないから何もできなかった」と言い、使っていない社用車（輸送用）のGPSを夫が使っている営業用の車にも取り付けてくれることを約束してくれました。
社内調査で営業中の不倫が明らかに
その日は、自宅に帰りませんでした。
夫に「一人暮らしの親戚の子が足をケガしたので、しばらくそこから会社に通う」と連絡をして、実家に帰りました。実家の親や兄妹のケガ・病気を理由にしてしまうと、実家に来られてしまいそうだったので、夫と面識のない親戚を理由にしました。
嘘がバレると困るので、両親と兄妹には、本当のことを話しました。
それから1週間後、内線で企画室の部長から呼ばれました。同期の子は休みらしく、部長は「プライベートなことだから、誰もいない日が良いと思って」と、調査結果を見せてくれました。調査は社用車のGPSだけではなく、興信所にも行動調査を依頼したそうです。
また、夫の部署の部長も、2人で外出する機会を作ったと言います。
調査結果には、外回り中に2人が立ち寄ったホテルやガソリンスタンド、車内での様子などが沢山の写真と共に時系列で記載されており、途中から夫の部署の部長も参加して、今後について相談をされました。
夫の部署の部長としては「〇〇くん（夫）は、貴重な戦力だから解雇はしたくない。ただ、これを社長に見せると、確実に解雇になる」と説明し、「離婚をしないなら解雇をしない方が経済的にも苦しくないのではないか？」「離婚を選択しても、解雇をしない方が高額な慰謝料を貰えるのではないか？」と言いました。
一方、企画室の部長は「解雇をしないとなると、彼女（私）が会社で顔を合わせにくいのではないか？」「彼女（私）には非がないのに、それで彼女が辞めることになったら可哀相だ」と反論し、同時に「派遣の子だけを切って終わりにできない話だ」と言いました。
たしかに、派遣の子を辞めさせれば夫も辞めざるを得ません。そうなると、結婚を継続すれば経済的に困窮し、離婚を選択しても十分な慰謝料が継続的に支払われる可能性が低くなります。
だからと言って「厳重注意」や「減給処分」程度では、納得がいきません。
最終的に、企画室の部長が「離婚する、離婚しないは、あなたの自由だし、経済的な問題もあなたたち夫婦の問題だから、そこには関与しない。今回のことは、あくまでも会社として就業時間中の行動を問題視する」と結論を出しました。
要するに、社長には言うから、クビになる可能性が高い、と言うことでしょう。
そして、現在－。
私は、あの後、すぐに離婚しました。
夫と派遣社員の女性は両方とも解雇され、私も会社に居ずらくなったので、すぐに退職しました。会社がくれた社内調査の結果は、浮気調査の結果にも活用できたので、弁護士さんを通して、慰謝料の請求も行いました。
今は実家を出て、別の街で一人で暮らし、新しい職にも就いています。
真面目で優しい自分の夫が、まさか業務時間中に浮気をしているとは思ってもいませんでした。完全に傷が癒える日が本当に来るんだろうか？と思うくらい、本当にショックで立ち直れない日が続きましたが、正式に離婚をして、新しい一歩を踏み出したことについては全く後悔していません。
30歳を過ぎて、だいぶ経ちますが、まだまだこれからだ！と思って、今は新しい仕事を頑張っています。
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