こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。本日は、夫の浮気相手の旦那さんからの電話で不貞の事実を知った妻の体験談をお伝えします。まずは登場人物の紹介です。
登場人物
・私 30代前半
・夫 30代前半
・夫の浮気相手の旦那さん
・私の友人、友人の彼氏
・私の母親
・息子
目次
夫の浮気 知らない番号からの電話!相手は夫の浮気相手の旦那さん
夫とは友達を通じて出会って付き合い始めました。お互い就職した直後のことでした。
当時は、私も夫も新社会人として職場に慣れることに精一杯だったのですが、真面目でリーダーシップもある夫は、すぐに上司に気に入られて、2年目には部下を持つ役職に就いていました。
結婚は付き合ってから丸2年が経った頃です。
結婚してからほどなく、私は息子を授かって会社を退職しました。夫の収入が良かったので、私はしばらく専業主婦として、息子の育児と家庭のサポートに専念することにしました。
夫の性格は穏やかで真面目です。
付き合っている時も喧嘩と言えるほどの喧嘩は口論も含めて一度もなく、結婚してからだって、週末や夜には家にいてくれるし、私から頼まなくても息子を連れて公園に出かけてくれたり、食器を洗ってくれたりしていました。
雨が降っている日は買い物に行ってくれたり、疲れているはずなのに子供が寝た後は一緒に晩酌をしてくれたり、この人と結婚できてラッキーだったな!と思っていました。
結婚5年目にして夫婦の営みは皆無に
息子が幼稚園に通い始めてからなので、結婚5年目あたりからだったと思います。
夫の様子が少しおかしいと思い始めました。まず、夜の営みが一切なくなりました。大して興味がない内容のはずなのに夜遅くまでテレビを見たり、わざわざ仕事を家に持ち帰って深夜までパソコンと向き合っていたり…。
なんとなく、私との行為を避けているように感じました。あまりに何度も私の方から誘うなんて、いくら夫婦でも私には抵抗があって、悶々としていました。
その頃から夫の浮気を疑うようになったのですが、週末は家にいるし、不自然な残業もないし、私の中では半信半疑でした。とは言え、証拠もなければ明確な根拠もないので、特に聞いたりはしませんでした。
夫の不倫を告げる不気味な電話
同じ頃、自宅に知らない番号からよく電話がかかって来ていました。
固定電話に掛かって来るなんて、それが携帯電話の番号でも、営業とか詐欺に決まっているので「知らない番号には絶対出ない!」と決めていたのですが、ある時、その番号から留守電が入っていたので、確認してみました。
「〇〇さん(夫の名字)のご自宅ですよね?昼間なら奥さましかいないと思って電話しています。一度、お話したいことがあるので、これを聞いたら折り返しを下さい」
最初はゾッとしました。
夫の名前を知っていること、昼間は女一人で在宅していること、いろいろなことを知られていると思うと、あまりに気味が悪くて、夫が帰って来たら相談しようと思っていたのですが、その日の午後に、もう一度、同じ番号から掛かって来ました。
おそるおそる留守電のボタンを押すと、同じ声の男は、こう話し始めました。
「お願いです。出て下さい。▲▲(名字)と申します。実は、〇〇さん(夫の名字)と、うちの嫁が不倫をしています。そのことについて話したいのです」
怖い…と思いながらも、反射的に電話を取ってしまいました。
「どういうことですか?」
私が聞くと、相手は再び名前を名乗り、夫とその人の奥さんが不倫関係にあることを伝えて来ました。
そうやって慰謝料や手切れ金を振り込ませる詐欺なのではないか?子供ができた…とか言って、堕ろすお金を請求する詐欺なのではないか?
不安はますます強くなって「詐欺ですか?」と単刀直入に聞くと、「信じてもらうために」と、夫の会社名を言って、さらに「メールアドレスを教えてもらえたら、浮気の証拠写真を送ります」と言われました。
そこで、ようやく「もしかしたら本当のことなのかも?」と思った私は、実際の写真を見せてもらおうと、会う約束を持ち掛けました。
でも、まだ完全に信じていなかったし、知らない人と2人で会うことは怖かったので「誰かを同行させて良いか?」と聞きました。相手はためらうことなく、「もちろんです」と応じてくれました。
浮気相手の旦那さんと対面
すぐに母に連絡をして、息子の幼稚園のお迎えを頼みました。
浮気相手の旦那さんは、時間の融通が利くお仕事を自分でされているらしいので、一刻も早い方が良いと思い、2時間後にショッピングモールのフードコートを指定しました。
喫茶店より賑やかで人目につかないし、何かあった時に周りに大勢いた方が安心だと思ったからです。
その後、昼間に時間が取れそうな友達に片っ端から連絡をしました。結婚している人、独身の人、いろいろいますが、みんな仕事をしているので、なかなか電話に出てくれず、6人目でようやく「すぐに行ける」と言ってくれる人を見つけました。
その友人も仕事をしている人ですが、シフト制の仕事で、その日は休みだったようです。
「1人で行ったら危険よ。男の人もいた方が良いと思うから、私の彼氏も連れていくよ」と言ってくれ、約束時間の少し前にショッピングモールで合流しました。
私と友人、友人の彼氏の前に現れた男性は、名前を名乗った後で、怪しい人ではないことを証明するために、個人事務所の社名が入った名刺を渡してくれました。
さっそく話を聞くと、夫と男性の奥さんは高校の同級生らしく、同窓会で再会した時に肉体関係を持ち、そのまま不倫関係に発展したそうです。
なぜ、そこまで詳細を知っているのか?と友人が聞くと、奥さんの言動を不審に思った旦那さんが、興信所に浮気調査の依頼をしたと言います。
そこまで話した後に「見て下さい」と興信所が浮気調査で確保したと思われる写真を広げられました。ラブホテルに出入りする写真の他に、時系列で行動をまとめた調査報告書も見せられ、そこには夫の勤め先なども書いてありました。
それで、夫の名前と会社名、役職などを知っていたそうです。自宅の電話番号は興信所では調べてくれないので、奥さんの携帯を見て知ったと言います。
なぜ、奥さんの携帯に私たちの自宅の電話番号が入っていたのか?は分かりません。でも、それを聞いて、ますます怖くなりました。
いつか、私に電話を掛けようと夫のスマホを盗み見てメモったのでしょう。
そして「ここからが本題です」と切り出されました。
写真を見た時点で、かなりショックを受けているのに、まだ何かあるなんて…。泣きたい気持ちを堪えて必死に目の前の真実と向き合っているのに、これ以上のことは我慢できそうにありません。
それでも聞かないわけにもいかないので、続きを話してもらいました。
浮気相手の旦那さんによると、興信所の証拠を奥さんに突きつけた時に「離婚をしたい」と告げられたらしく、夫と一緒になりたいと言っているそうです。
さらに驚いたことに、この旦那さんは夫にも直に会って話をしていると言います。
その際、夫は「うちも離婚を検討している」と答えたそうで、慰謝料についても「払う」と言っていると伝えられました。
そんなことは全くの初耳で、夫は何食わぬ顔をして、いつもと変わらぬ様子で過ごしています。
私が驚いて固まっていると、友人が「大丈夫?聞いてないのね、そんな話」と私の肩をさすってくれ、友人の彼氏も「とりあえず、旦那さんに確認してみようか」と、その場をおさめてくれました。
たしかに、不倫関係にある当事者が2人ともいない状況では、何も決められません。
友人と友人の彼氏に支えられながら、その場を後にして、その日は息子を実家に預かってもらい、夫と話し合うことにしました。
浮気を頑なに認めない夫
帰宅した夫に、浮気相手の名前を出し、「その人の旦那さんから呼び出されて会ってきた」と伝えると、「そんな人は知らない」「騙されている」「お金を要求されなかったか?」と言われ、何を信じて良いのか分からなくなりました。
それほど夫は自然な言い方で、とても嘘をついているとは思えない表情をしていました。
でも、見せられた証拠の写真に写っていたのは、絶対に夫です。間違いありません。
「ラブホテルに入る写真を見た」と言っても「合成だ」とか「偽装だ」とか言い張って、「そんな女とは面識がない」「実家から卒アル送ってもらおうか」「旦那を名乗る人とも会っていない」と言い、私に「名刺なんて簡単に自作できるし、怪しいから二度と会うな。分かったな?」と念を押しました。
夫の言葉を信じたい一方で、信じきれない自分がいて、付き添ってくれた友人に聞いてみました。
友人は「旦那さんを信じたい気持ちも分かるけれど、あの人が嘘を言っているとも思えない。もう1回会って、本当に旦那さんと会ったか?を通話履歴とかで確認してみたら?でも、冷静に判断できないだろうから、1人では会わない方が良いと思う。私は明日も非番だから一緒に行けるよ」と言ってくれました。
その日の夜、夫が寝てから浮気相手の旦那さんにメールで「夫が否定しています。もう一度会って確認したいことがあります。お時間を頂けないでしょうか」と送ると、すぐに「こちらはいつでも大丈夫です」と返信がありました。
翌日、また友人を連れて会いに行き、「夫と会ったとのことですが、連絡を取った際の通話履歴を確認したい」と伝えると、何の抵抗もなく携帯電話を差し出されました。慌てたり、まずそうな態度を見せなかった時点で、この人は嘘を言っていないことが分かりました。
携帯電話をチェックさせてもらうと、たしかに夫の電話番号が残っており、ショートメッセージのやり取りまで見せてくれました。
この人が夫に会った日は「残業で遅くなる」と言われた日です。どちらが嘘をついているのか、これで明らかになりました。
弁護士に離婚についての相談中
その日、相手の旦那さんに会ったことを私は夫に伝えず、息子を連れて実家に帰りました。
相手の旦那さんから、証拠写真をプリントしてもらい、興信所の報告書のコピーも取らせてもらい、その足で市役所に行って離婚届を受け取り、記入と捺印したものをテーブルの上に置いて来ました。
一緒に同行してくれた友人はバツイチなので、離婚した時にサポートしてくれた弁護士さんを紹介してもらい、夫に対して慰謝料を請求したうえで、速やかに離婚をしたいと相談しました。
離婚問題に強い弁護士なので、相談した内容をすぐに理解してくれて、話もスムーズに進みましたが、肝心の夫は、離婚も慰謝料の支払いも拒否しており、未だに「合成写真だ」「騙されている」と言っています。
こうなってしまうと、問題の解決まで時間が掛かってしまうそうです。
それでも、私は浮気をしたことや嘘で誤魔化そうとしたこと、私の知らないところで「離婚をする」と言っていたことなど、何もかもが許せず、どんなに長期戦になっても妥協や譲歩をするつもりはありません。徹底的に争うつもりです。
今は両親のお世話になっている身なので、親権を確実にするためにも、なるべく早く就職をして、裁判の準備を進めていきたいと思っています。