こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。本日は、夫の浮気を疑って、夫の会社に弁当を届けたり、会社で張り込んで、浮気相手を特定した妻の体験談をお伝えします。まずは登場人物の紹介です。
登場人物
・私 30代後半
・夫 30代後半
・夫が勤める会社の女性社員
・娘2人
夫の浮気 地味な女性社員と夫が浮気
夫とは結婚して10年になります。
私は結婚してからずっと専業主婦で、現在は小学生になる娘2人の育児と家事をこなしています。夫は社員10名程度の小さな会社に勤める普通のサラリーマンですが、給料の良い会社なので、節約をすれば夫の収入だけで家計をやりくりすることができます。
夫は会社の方針で基本的に残業がなく、システムトラブルなどの突発的な出来事がなければ、定時で帰って来ていました。
しかし、半年くらい前から「職場の人たちとの付き合い」など、これまで一度もなかった理由で遅く帰る日が増え、なんとなくですが、浮気を疑うようになりました。とは言っても、帰りが遅い日が週に2~3度ある以外には怪しい点がなく、浮気については半信半疑でした。
そもそも、私たちが暮らしている町は東京や大阪のような大都会ではありません。市でもありません。駅前も田畑に囲まれた〇〇郡〇〇町に住むアラフォー男性に新たな出会いなんてないと思います。
それに、夫は普段からスマホをいじっている様子がなく、マッチングアプリや出会い系サイトを使っているとは思えませんでした。お酒だって飲めないし、帰って来た時にお酒の匂いがしたこともないので、お店の女の子にのめりこんでいるとも考えられません。
だとすれば、職場の女性が怪しいはず!!
そう思って、一緒に働いている人たちを把握するために、夫の会社まで毎日お弁当を持っていくことにしました。
もちろん、夫は大反対でした。
「来なくていいよ、恥ずかしい。朝、(お弁当を)作る時間がないならコンビニでパンでも買うから」
しつこく何度も「毎日コンビニだと割高になる」だの「菓子パンばかりだと身体に良くない」だの、理由を並べて説得したのですが、最後まで嫌がっていました。それでも私は決行しました。
夫が働く職場は、誰でも出入りが自由ってわけではないでしょうが、セキュリティに厳しい会社でもなく、社員の家族が忘れ物を届けに来たり、近所の人がおすそわけを持って来たり、プレハブみたいな建物が広大な敷地にポツンとあるだけなので、わりと関係者以外の人も出入りしていました。
こういう緩さは、田舎ならでは…なのかもしれません。
私が本当にお弁当を持って会社に行くと、夫は呆れた顔をしましたが、周りの人が冷やかしてくれたおかげで、険悪なムードにはなりませんでした。
せっかくの機会なので、夫の上司や同僚に挨拶をしたり、社内の雰囲気を自分の目で見たり…、私にとっては有意義な時間でした。
帰宅した夫からは「もう絶対に来るな」とぶっきらぼうに言われましたが、翌日もその翌日も夫にお弁当を届けました。何日か続けているうちに、夫も「できたて」の方が美味しいと思ったのか、何も言わなくなりました。
それと同時に、私が顔を出すようになってから、夫の帰りが遅くなる日が一気に減りました。浮気は私の勘違いだったのかも?と、夫に対して罪悪感さえ出て来ました。
無愛想な女性社員と夫がランチ
私がお弁当を持っていくようになってから、他の社員の奥さんもお昼にお弁当を届けるようになったそうです。
ところが、私は挨拶だけして帰るのですが、なかには長話をする人もいるらしく、独身の社員から「気が散る」「業務に集中できない」とクレームが入って、会社から『業務時間中の部外者の立ち入りは禁止』にされてしまいました。
夫の帰りが遅くなる日も目に見えて減ったし、私が見た限り、浮気相手になりそうな女性社員もいなかったので、夫から『禁止』を告げられた翌日からは出勤の時にお弁当を渡すようになりました。
しかし、その直後から再び帰りが遅くなることが増えてしまい、今度はランチの時間を狙って、夫が働く会社の近くで様子を窺うことにしました。
本当は会社帰りを狙った方が効率的でしょうが、午後4時には娘たちが帰宅してしまうので、時間的に不可能です。
ランチの時間に外に出るように仕向けるために、あえて弁当を作らずに「悪いけど、コンビニか定食屋で済ませて」と、1000円を渡しました。
夫が勤める会社には近くに無料で停められる駐車場(厳密には駐車場ではないのですが、駐禁の場所でもなく、停車しているトラックが何台かあって、運転手さんがお昼を食べたりしています)があって、私もそこに車を停めて、夫を見張っていました。
1日目と2日目は夫が姿を見せることはありませんでした。出勤途中にコンビニで何かしらを買って、社内で食べたのでしょう。
3日目。夫は会社の敷地から1人で出て来ました。歩いてすぐの場所にラーメン屋さん、定食屋さん、昔ながらの喫茶店が並んでいるエリアがあり、そのどこかでランチをするつもりでしょう。
「1人か…」と思ったのも束の間、夫が出て来てから30秒もしないうちに、1人の女性社員が出て来て、夫の後を追いました。
この女性社員は、私がお弁当を持って行った時に、ものすごく無愛想で、私が挨拶をしてもニコリともしてくれませんでした。そもそも夫が勤める会社に女性社員は2人しかいません。1人は60代くらいに見える明るい小太りのおばさん、もう1人は、その無愛想な人で私たちと同年代に見えます。
この無愛想な人は、愛想が悪いだけでなく、髪もボサボサだし服装も地味だし、はっきり言ってかなり根暗そうに見えました。間違っても、夫のタイプではありません。
夫は芸能人でも、若槻千夏とかギャル曽根のような明るくてハキハキしたオシャレな女性タレントが好きで、この地味女とは真逆の女性がタイプです。
それなのに、夫の元に駆け寄って行った地味女の表情は、にこやかで楽しげで嬉しそうで…。女の直感で「怪しい!!」と感じました。
その翌日も同じ時間に見張っていると、やはり地味女と二人でランチに出掛けていました。
会社の近くなので、手を繋いだり、腕を組んだり、大胆な行動はしていませんでしたが(しかも30秒遅れとか時間差で出て来る)、二人の距離は異常に近く、地味女の方が積極的に話しかけているように見えました。
言い返して来た地味女
夫が帰宅したら問い詰めてやる!!
車の中から二人の背中を見ながら、そう思っていたのですが、どうやって問い詰めようか、どうやって浮気を認めさせようか、夫から離婚を切り出されたらどうしよう、もしかして浮気が誤解だったら…とか、いろいろ考えているうちに30分以上が過ぎ、二人が帰って来てしまいました。
その時の二人の幸せそうな笑顔を見ていたら、我慢ができずに、咄嗟に車から出てしまいました。
夫は驚いた顔をしましたが、地味女は瞬時に弁当妻だと認識したらしく、睨むような目つきで私を凝視してきました。
その目を見て理性を失った私は、夫の会社の近くだということも忘れて、強い口調で浮気を追及しました。夫は下を向いて黙りこんでしまいましたが、地味女は謝るどころか、私よりも強い口調で言い返して来ました。
「まずい弁当を届けるとかダサイことしているから捨てられる」「子供を産んで親になったら女の人生はおしまい」「仕事もしていない暇な専業主婦のくせに!」
まずい?ださい?おしまい?専業主婦が暇??
あまりにも失礼な言葉を浴びせられ、飛びかかりたい衝動に駆られましたが、それだけは堪えました。
手が震えて、涙も出て、何も言えなくなった私の手をそっと握ってくれたのは夫でした。
「ごめん…」
夫の肩に寄りかかった瞬間に、声を出して泣いてしまいました。
「なんでそんなこと言われなきゃいけないの…。なんでこんな人と浮気なんてしたの…」
泣き喚きながら肩を叩く私に、夫は何度も「ごめん」と謝り続けました。
夫の浮気を許して現在は夫婦関係の再構築中
現在、私は離婚をしていません。夫が地味女と別れました。しかも、私が泣き喚いた時に、夫がその場で彼女に別れを告げました。
「侮辱された妻を見ていられなかった、泣いている妻を見て苦しくなった、大切に想っている人が誰なのか、改めて気付いた」
そう言われました。もちろん、そんな言葉で許したつもりはありません。今も浮気をしたことに対しては嫌悪感があります。
でも、あの時、すぐに私に駆け寄ってくれたこと、私の悲しみや悔しさを分かってくれたこと、私の味方をしてくれたこと、相手にきっぱりと別れを告げたこと…、最悪の状況ではありましたが、だからこそ気付けたことが私にもありました。
もう水に流そう。娘たちのためにも、やり直そう。
二度と浮気のことは蒸し返さない、と私も決めて、今は夫婦関係を再構築すべく、夫への振る舞いなどに気を付けています。