こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。今回は夫の浮気相手にショックを受けて心療内科に通った妻の体験談をお伝えします。まずは登場人物の紹介です。
登場人物
・私 20代後半
・夫 30代前半
・元同僚
・娘 1歳
【夫の浮気】精神的にズタズタに!助けを求めて良かった
夫とは職場で出会い、妊娠をきっかけに結婚しました。
妊娠直後は特に大きな異変もありませんでしたが、妊娠後期になってからでしょうか。体調不良が続いて、出産する頃には気力も体力も限界でした。そのような状況で出産したので、産後の回復もイマイチで、子育てには苦労しました。
新婚生活を楽しむ余裕どころか、育児と自分の体調で手一杯で、夫のことなど考えていられませんでした。
だから浮気をされたのでしょうね…。
娘が1歳になったばかりの頃です。やたらと夫の残業が増え、家で過ごす時間が極端に少なくなりました。私も結婚前までは同じ職場に勤めていたので、職場の事情は知っているつもりです。
こんなに残業があるなんて不自然…。
おかしい、あやしい、そうは思っていても、育児だけで精一杯な私は、特に何もしませんでした。もちろん、夫には「こんなに残業することなんてある?」とか、軽く疑っているようなことは言っていましたけど。
休日出勤なんて聞いたことがない!
不自然な残業には、目をつぶっていました。
見て見ぬフリとまでは言いませんが、私も育児で忙しく、毎晩毎晩、構っていられません。ところが、休日出勤までするようになったので、さすがに嘘だと感じました。
私が働いていた頃は、休日出勤なんて誰もしていません!残業だって珍しい職場なのに、わざわざ休日に出勤するなんてありえません!
「そんなに忙しい会社じゃないのに、なんで休日出勤なの?」
私の質問に対して、夫はこう答えました。
「システムに変更があって平日だけでは終わらないから」
その時は、まあ1日くらい気晴らしにどこかへ出掛けたいんだろうな…と、明らかな嘘でも信じるフリをしましたが、その翌月には「出張になった」と言い始めました。
地方に支社も営業所もなければ、取引先だって23区内にしかありません。
これは、絶対やましいことがある!!
そう確信した矢先の日の夕方、ばったりと近所に住んでいる元同僚に会いました。
「出張なんてあるわけないじゃん!」
その元同僚は総務部で働いています。
「今も総務?」
私が聞くと頷きながら「経理部と一緒になったから経理の業務もしているの」と付け加えました。
「それなら、出張や残業も増えて、計算が大変なんじゃない?」
私が言うと、元同僚は大きな声で笑いながら言いました。
「出張なんてあるわけないじゃん!支社もないのに、どこに行くって言うのよ」
聞けば出張どころか休日出勤や残業も一切なく、私が働いていた時と変わらず、定時で出社して定時で帰るスタイルのままだそうです。
やっぱり…。夫は浮気をしています。夜だけでは物足りず、休日も浮気相手と逢い、旅行まで計画しているようです。
ただ、何の証拠もありません。私が問い詰めたところで、嘘で返すに決まっています。
その日から、精神的なストレスによる身体の不調が再発してしまい、心療内科を受診するようになりました。先生は、とても穏やかな人で、最後まで私の話を遮らずに聞いてくれるので、本当に気持ちがラクになりました。
睡眠導入薬も処方してくれ、夜は眠ることができたため、徐々に体力も回復しました。
離婚を決意した私
子供のことを思うと、申し訳ない気持ちになりますが、体調が安定した頃に離婚を決心しました。
精神的にボロボロだった時には、この先のことを考えて途方に暮れましたが、体調が回復してからは冷静に物事を考えられるようになり、慰謝料と養育費を請求し、私と娘の生活を立て直そうと腹をくくりました。
とは言え、離婚に至るまでは大変でした。
まず、夫が浮気を認めようとせず、慰謝料や養育費の支払いを拒否するところから始まりました。残業、休日出勤、出張のことを会社に確認する、と伝えたところでようやく浮気を認めましたが、離婚にはなかなか応じてくれませんでした。
何度も話し合いを繰り返すうちに「離婚は結婚以上に大変だ」と言われる理由が分かりました。とにかく、あらゆる権利を決め、それに合意する・させる必要があり、手続きも少なくありません。
今では無事に離婚が成立しています。
夫の浮気を機に、私が強く感じたことは、一人で抱え込まないことの大切さです。
私の場合は、母親に心配をかけたくなかったこともあり(父親は既に他界しています)、家族に相談することができませんでした。でも、家族や友人じゃなくても良いと思います。専門的な知識のある医師や、弁護士の手配・心のケアなどを行ってくれる調査会社など、頼れる先は幾つもあります。
私は助けを求めることで真っ暗だと感じていた未来に光が当たったような気がします。このまま生きていくことは難しいから、いっそ娘と…とバカなことを考えた時間もありましたが、少しの勇気で手を差し伸べてくれる人はたくさんいます。
慰謝料と養育費だけでは、金銭的に少し足りませんが、せめて娘が幼稚園に通うまでは、フルタイムの仕事には就かず、子育てを中心に暮らして行こうと思います。