こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。今回は、子供の育て方について夫と相違があり、その後、浮気をされてしまった妻の体験談をお伝えします。まずは登場人物の紹介です。
登場人物
・私 20代半ば
・夫 20代半ば
・娘 0歳
【夫の浮気】子供が生まれてから意見の相違が…。そして浮気
夫とは学生時代からの友達でした。
中学・高校と同じ学校で一緒のクラスになったこともありますが、会えば話す程度で、特別親しい関係ではありませんでした。高校を卒業してから、私は地元の企業に就職し、夫は地元の大学に進学しました。
それから会う機会はないまま2年が過ぎて、再会したのは地元で行われた成人式でした。
再会してから、しばらくは中学で一緒のクラスだった数人とグループで遊ぶようになり、それから少し経った頃に夫から「土曜って暇?」とデートに誘われました。
誘われた時はデートだと気付かず、軽い感じで「暇~」と返して、当日になって、ようやく「え、2人っきり?」と気付いたほど、それまでそんな素振りを一度も見せなかったので、かなり焦った記憶があります。
私も夫も親元から通勤・通学をしていたので、デートでお互いの家に行き来することはなく、ほとんどカラオケかファミレスでした。当時、学生だった夫にとって、居酒屋は高かったし、二人とも運転して帰らないとならないので、デートの時にお酒を飲んだことはありません。
だから、お酒を飲んで深い話までしたのは、夫が大学を卒業して社会人になってからだと思います。深い話と言っても、だいたいは仕事のことです。私は既に社会人4年目だったので、夫が話す職場の愚痴や悩みを聞くことに徹していました。
「いつも俺ばっかり話して悪いな」
そう言って、私にも話を振ってくれるのですが、私が勤める会社は本当に小さくて、私が入社してからの4年間、仕事内容も働く人も全く変わらないので、話せることが一つもなく、そんな私を夫は「聞き上手」と受け取っていたようです。
結婚は、付き合ってから4年目です。夫の卒業、そして夫が会社に慣れるまで、と待っていたら、こんなに時間が経っていました。
でも、都会と違って新しい出会いなんてものはないし、合コンに呼ばれて行ったところで、みんな知っている人のお兄さんや弟…。いつだったか人数合わせで呼ばれて行った時には、男性陣の中に、いとこがいたほどです。
育児・教育方針を巡って意見の相違が
結婚してすぐにマイホームを購入しました。
これもまた、都会の人が聞いたら驚くと思いますが、私たちの地元では20代でマイホームを持つことも、それほど珍しいことではありません。
ただ、いくら私が実家から通勤して、せっせと貯めていたとしても、全額を払えるほど貯金があるわけではなく、当然、夫も社会人2年目で、まだまだ安月給だったので、マイホームの頭金はお互いの両親に借りて、少しずつ返して行くことになりました。
それから1年もしないうちに、私は妊娠して、これまで勤めていた会社を退職しました。産休の制度はあったと思いますが、人柄が本当に良い夫婦が経営している小さな会社で「休んでいる間も権利なのでお金を下さい」とは言い出しにくく、何よりしばらくの間は育児に専念したいと思って辞めることにしました。
辞める時、私以上に泣いて別れを惜しんでくれたり、みんなから餞別を貰ったり、職場にはとても恵まれていたと思います。
無事に娘を出産して、当初の予定通り、育児を中心にした生活を送っていたのですが、娘が1歳にもなっていないのに、夫が「0歳から始める英会話」みたいな教材を申し込んだり、かなり先のことなのに、私立の幼稚園のパンフレットを貰って来たり…。やたらと教育熱心になって、不満を感じることが増えました。
「寝ているからやめて」と何度言っても、寝ている娘のそばで英語の教材を流すので、これで起きてしまわないか、ヒヤヒヤしていました。
私立の幼稚園の件もそうです。私たちが暮らしている地元には、私立の幼稚園なんてものがありません。県庁所在地の遠い幼稚園まで、毎日送り迎えするのは、どうせ私の役目になります。
私たちが地元の公立の学校に通ったように、娘も近くの学校に通ったところで何の問題もないと思うんです。自我が芽生えて自分で何かを「やりたい!」と言い出した時にサポートしてあげられたら、それで良いはずのに…。
それに、お金の問題だってあります。
私が仕事を辞めて、夫の給料だけで生活しているうえに、親に借りた頭金も返さなくてはなりません。それなのに、どうして遠くの私立にまで行かせようとするのでしょうか?幼稚園のお金だけじゃなくて、ガソリン代だって掛かります。そもそも、まだ生まれたばかりなのに。
私が何を言っても、夫は聞く耳を持たず、ついには、誰かに聞いたのかネットで見たのか、いちいち私に「母乳で育てた方が良いらしいよ」とか言って来て、だんだん夫の存在が鬱陶しくなってきました。
週末、夫が休みで家にいる時なんて、また何か余計なことを思い付いて、勝手に動き出すんじゃないか…と嫌悪感さえ抱いて、毎週のように娘を連れて実家に帰ったりして、意図的に娘を夫に近付けないようにしていました。
悪いとは分かっているのですが、そうでもしないと、本当に私がおかしくなってしまうほど、やたらと干渉して、遠い未来の娘の教育方針について話をする人でした。
避けられ続けた夫が浮気
そうした私の態度を夫が察し、不満をかなり募らせていたことを私も気付いていました。
夫と、娘のこと(将来のことや育児のこと)を話したくないあまり、夫が帰る前に何としても娘を寝かしつけるようになり、私も夫が帰る前には寝るようにしていました。
夕飯や朝食の用意や洗濯、掃除など、一通りの家事はしていましたが、会話はほとんどありませんでした。話しかけないで欲しい、そんなオーラを自分から出していたと思います。
それからしばらくして、夫が残業や同僚との付き合いを理由に、帰りが遅くなる日が増えました。ちょうど新年度で新入社員が入ってきた時期でもあったし、昇進と言うか、立場が変わったことも伝えられていたので、浮気は疑っていませんでした。
もっと厳密に言うと、夫の存在が煩わしく、それから解放されて「もっと残業しろ」とさえ思っていました。
夫の浮気を知ったのは、私の車を車検に出したことがきっかけでした。夫が「たまには違う車に乗ってみたい」と車検の代車で通勤し、その日、私は「今日、車を使わないからどうぞ」と言ったものの、用事を思い出して、普段は運転しない夫の車に乗りました。
ちなみに、いつもは私の車にベビーシートを取り受けているので、たまに家族3人で出掛ける時も、私の車を使い、夫の車に乗ることはありません。
夫の車に乗ってナビを設定しようとした際、夫も行ったことがある場所だったので、履歴からセットした方が早いと思って見てみると、履歴にホテルの名前がありました。スマホで調べてみたところ、そのホテルは隣の市にあるラブホテルでした。
あんなに夫を邪険に扱っていたのに、それを見た瞬間はショックで固まってしまいました。後ろの席にセットしたベビーシートで眠っていた娘が泣き始めて、ようやく我に返ったほどです。
他にもホテルに行っていないか、と履歴を探ってみると、先ほどのホテルとは方向的に反対側の市にあるラブホテルにも行っていました。
苦しい言い訳をする夫
夜遅く帰って来た夫は、私が起きて待っていることに驚いていました。
「何かあった?」と言われたので「用があって、あなたの車に乗った」と返すと、「もしかして、ぶつけた?事故った?」と、車を心配するような言い方をしてきたので、「違う!ナビの履歴を見た!」と大声で怒鳴ってしまいました。
それだけで夫は、私が何を見たのか?を察したようです。
「間違えて登録しただけだよ」
咄嗟にそう言ったくせに、次の瞬間には「近くに得意先があって、あそこ大きいから目印になるだろ」と、別の理由を言い、あまりにも苦し過ぎる言い訳に、私の怒りはますます大きくなりました。
「謝る気もないんだ、もういい。出て行く!私と娘には金輪際、近づかないで!!」
私が勢い任せに言うと、夫は「〇〇(娘)が寝ているのに起こすつもりか?明日、俺が出て行くから。今日だけソファに寝かせて欲しい」みたいなことを言って、その場は私が寝室に退散する形で終わりました。
次の朝、夫の姿はありませんでした。まだ出勤するには早すぎる時間なのに、本当に出て行ったようです。
私は早速、両親に浮気のことを話し「出て行ってもらうことにした」と言ったのですが、母から「あんたに原因はないの?毎週、赤ちゃんだけ連れて帰って来て、さんざん旦那の悪口を言って。〇〇さん(夫)が帰りたくない原因を作ったんじゃないの?」と咎められ、口論になってしまいました。
その日の夜、夫は帰って来ました。物音で起きた私が「出て行くんじゃなかったの?」と言っても「着替えや荷物がある」と言って、その次の日も、また次の日も、浮気のことを一切謝らないまま、普通に帰って来ました。
私は離婚を決めていましたが、親とも喧嘩した手前、生活費を入れてくれなくなったら困ると思って、夕飯や朝食の用意をして、洗濯もして、そうこうしているうちに、なし崩し的に元の生活に戻ってしまいました。
それでも、夫との冷戦状態は今も続いています。許したつもりはありません。
夫は普通に家に帰って来て、生活費も入れてくれています。もう夫のことなんて、好きでも何でもないのですが、育児のことや娘のことについて口出しをしなくなったし(そもそも夫婦の会話がなくなったので)、生活していくためには仕方がないのかな、と思うようにしています。
それに、帰りの時間は以前みたいに早くなったので、浮気はしていないと思います。
お互い不満やわだかまりは残っていて、幸せとはほど遠い毎日ですが、しばらくはこのまま過ごして、次に何かあったら、本当に離婚しようと考えています。