こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。今回は、夫のLINEを読んで浮気を知った妻の体験談をお伝えします。まずは登場人物の紹介です。
登場人物
・私 20代半ば
・夫 20代半ば
・夫の会社の新入社員(夫の浮気相手)
・会社の上司
【夫の浮気】夫が会社の新入社員と浮気
夫とは職場で出会って結婚しました。
小さな会社だったこともあり、上司や同僚同士の関係や社内全体の雰囲気などが良い職場でした。夫は隣のデスクに座る2年先輩で、仕事のことだけではなく世間話をする機会も多く、よく一緒に休憩を取っていました。
入社してから2年目のクリスマスに告白をされて付き合うようになり、それから2年後のクリスマスに結婚しました。私は短大を出てからの入社だったので24歳、夫は大学を出てからなので26歳での結婚です。
東京の人には考えられないかもしれませんが、私たちが住む地域では(田舎だからでしょうが)、若くてもマイホームを持つ人が多いため、私たちも結婚後は会社の近くにマイホームを購入しました。
もちろん、ローンなので私も仕事を続けるつもりでしたが、夫の希望もあって会社を退職し、しばらくは専業主婦として過ごすことになりました。
簡単に言えば、夫は亭主関白気質と言うか、すぐに子供もできるだろうし、家のことを任せたいと思っていたようです。それに、夫は過剰なくらいのヤキモチ焼きだったので、私が家にいる方が安心だったのかもしれません。
私は束縛をされることも決してイヤではなく、夫のヤキモチを可愛くさえ思っていて、だからこそ、そんな夫がまさか浮気をするなんて、ちっとも考えていませんでした。
いきなりK-POPに興味を持ち始めた夫
夫の浮気が発覚する前、夫の様子が少しおかしいことに気付いていました。
残業なんてほとんどない会社だったのに、週に2~3回は残業になったり、家に帰るなり自分でスーツやカバンにファブリーズをしたり、体型を気にして夕食後のスナック菓子をやめたり…。
最もおかしいと思ったのは、これまで全く興味がなかったK-POPを聞くようになったことです。たしかにカッコイイかもしれませんが、家にいる時にずっとYou TubeでK-POPの動画を見たりして、急に音楽の好みが変わるなんて、女性の影響に違いない!と思いました。
夫の携帯を盗み見るような行為はしたくなかったのですが、モヤモヤした気持ちのままで家にいるのはストレスだったので、ある日、我慢できずに夫がお風呂に入っている間に、夫の携帯を見てしまいました。
パスワードは掛かっていましたが、簡単に解除することができました。
LINEを見ると、見知らぬ女性とのやりとりがあり、残業と言っていた日に、その女性と出かけていたこと、5月から関係を持っているらしいとのこと、夫が既婚者だと知っていて付き合っていることなどが発覚しました。
不倫なんて、テレビや映画の中での話か、都会の人の話だと思っていたので、知った時は気を失うほど強いショックを受けました。
夫の携帯を手にしたまま家出
お風呂から出てきた夫を問い詰めると、夫は私が携帯を勝手に見たことに対して怒ったのですが、私はこれまでも疑っていたこと、ものすごいストレスだったことなどを感情のままに言い返しました。
すると、夫は半分キレたような口調で浮気を認めました。
ただ、浮気は浮気で本気ではないとか、離婚をする気はない!とか言いだして、本気でなくても浮気は許せない私と、平行線のまま激しい口論が続き、最終的には夫の携帯を手にした状態で家を飛び出してしまいました。
行くアテもなく泣きながら彷徨っていると、自宅と会社が近かったので、ばったり当時の上司に出くわしました。
「あら、久しぶりね~。どうしたの、そんな薄着で」
私が慕っていた女性の上司は、私が泣いていることにすぐに気付き、近くの駐車場に停めてある上司の車に乗るように言い、車内で私の話を聞いてくれました。
手に持っていた夫の携帯でLINEのやり取りを見せると、上司は眉間にシワを寄せて「このアイコン、見たことある…」と言って、上司の携帯を開き画面を見比べていました。
「やっぱり…」
上司は名前や部署など詳しいことまでは教えてくれませんでしたが、どうやら浮気相手の女性は会社の新入社員のようでした。
「どうする?この子や○○くん(夫)を県外の事業所へ異動させることもできるけど。ただ、あなたたち、マイホームを買ったようだから、○○くん(夫)は異動しない方が良いわよね…」
夫にも非があるのに、その人だけ県外へ異動させるなんて、さすがにやり過ぎのような気がして、夫が浮気相手とは別れると言っていることを伝えると「口先だけの約束じゃ分からないでしょ。それに奥さんがいることを知っていて付き合っているんだから、あなたが申し訳なく思うことないの」と言って、異動させることで話がまとまりました。
話を聞いてもらったことで私の気持ちは落ち着き、上司に促されるまま、その日は家に帰りました。
東京へ異動になった新入社員
その日、夫とは口をきかなかったのですが、次の日に夫が出勤すると、朝一番で浮気相手の女の子の異動が発表されたそうです。
急な人事異動に驚く人が多く、上司に電話で聞いたところ、女の子自身も戸惑っていたと言います。
「どうして、この時期に私が異動なんですか?」
人事権を持つ上司に聞いて来た女の子に、やさしい口調で言ったそうです。
「不満なら慰謝料を払う?あなたの不倫が相手の奥さんにバレて、会社に乗り込んで来たの。慰謝料を請求するって言っていたけれど、金額が大きくて払い続けることは難しそうだったから、異動させることで納得してもらったわ。あなたのためよ」
女の子は私だけではなく上司にまで不倫がバレていたことに驚き、何の反論もせず、異動を受け入れたと言います。
ちなみに夫にも「夫婦間の問題に口を出す気はないけれど、これ以上、人員が減ったら、あなたの仕事が増えるわよ」と言ってくれたそうです。
上司は、浮気相手の女の子と夫、それぞれに「決して他の社員に口外しない」と約束し、「悪いことは言わないから別れなさい。本当の地獄を味わう前に」とお灸を据えてくれました。
上司には本当に感謝しています。
それ以来、夫は残業が減り、仕事が終わると、まっすぐ帰宅するようになりました。浮気相手との関係も解消され、携帯は自由に見て良い、と言ってくれました。
ただ、きっかけは何であれ、K-POPにはハマったようで、今では私も一緒になって聞いています。
また、浮気相手だった女の子は、田舎での暮らしより東京での生活の方が合っていたようで、上司曰く「だいぶ満喫しているみたいで逆に感謝されている」とのことです。
半年以上も浮気をされたことは許せませんが、いろいろな人に支えられて今の私があると思うと、その人たちのためにも今回だけは目をつぶろうと思っています。