こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。今回は、一度は浮気を許したものの、結局は離婚を選択した妻の体験談をお伝えします。まずは登場人物の紹介です。
登場人物
・私 30代前半
・夫 30代前半
・夫の浮気相手
・私のパート先の人たち
・娘と息子
【夫の浮気】パート先に掛かって来た浮気相手からの電話
夫とは、高校時代からの付き合いでした。
初めて会った頃は、私に彼氏がいたので、友人の一人としての期間が2年くらいあったのですが、彼氏の浮気とか、進路とか、いろいろと相談に乗ってもらっているうちに、恋愛関係になりました。
付き合い始めたのは高3の夏で、それから結婚まではあっという間でした。2人とも高校を出てから、すぐに働き始めて、私の20歳の誕生日に籍を入れました。
その後、私たちが22歳の時に娘が、24歳の時に息子が生まれ、息子が小学校に入学してから、私は近所のパン屋さんでパートとして働きながら、育児と家事をこなしています。
ちなみに、私も夫も育った県(高校のあった県)から出ていないので、それぞれの実家は、車で15~20分くらいのところにあります。
パン屋さんへの電話で浮気が発覚
夫は、不規則な残業で遅くなることもありましたが、週末は基本的に自宅にいて、子供たちと遊んだり宿題を見たり、時間があれば、料理や掃除もしてくれるので、浮気をしているなんて思ってもいませんでした。
夫の浮気が発覚したのは、浮気相手の女性からの電話がきっかけでした。
私が働いているパン屋さんに、知らない女性から私宛の電話があり、そこで「離婚をしてほしい」と言われました。
最初は、いたずら電話だと思って、すぐに切ったのですが、数分後にまた掛かって来て、夫の名前や私の名前、夫の勤務先などを告げられ、これは本当の話だ!と思い、パン屋さんの近くにあるカフェで浮気女性と会うことにしました。
もちろん、会いたいと言って来たのは向こうの方で、私は会いたくありませんでしたが、断るとパン屋さんに来てしまう気がして(パン屋さんに迷惑が掛かる気がして)、いやいや会うことにしました。
私が電話を切った後に、パン屋さんの人たちに事情を話すと、パン屋さんの奥さんが「一緒に行こうか」と言ってくれたり、ご主人も「ここに来てもらった方が安全だ」と言ってくれたり、パート仲間の人たちもすごく心配して、「何を持っているか分からないから、すぐに110番できるようにしておくんだよ」と言ってくれました。
カフェに来た浮気相手は、私が見たことも会ったこともない、知らない人でした。聞けば、結婚していることを知りながら、夫のことを好きになって、付き合い始めたと言います。
こうやって文章にすると淡々としてしまいますが、聞いた時は本当に怒りや悲しみで手が震えていました。
夫に対しての気持ちは本気そのもので、夫も私と別れると言っているそうですが、いつまで経っても別れないため、痺れを切らして私に直接言いに来たそうです。
あまりに突然のことだったので、気持ちの整理ができず、とりあえず夫が浮気していたという事実だけを持ち帰ることにし、その日は心配してくれているパン屋さんに戻って、ひと通り事情を説明してから帰宅しました。
誰かに話すことで、興奮していた私の気持ちも少し落ち着き、それに何かあった時に、こんなことが私の身に起きていた、と第三者に共有してしておくことは悪いことではないと思います。
夫が帰って来る時間に、子供たちが寝ていることはほとんどないので、この日は子供たちを私の実家に預けました。
一度は夫を許したけれど…
夫が帰宅してから、浮気相手に会ったことを話しました。
夫は相手から何も聞かされていなかったようで、パン屋さんに電話が掛かって来たことを聞くと、ものすごく驚いた顔をして、その後に、真剣な表情で謝り、私を傷付けるつもりも、家庭を壊すつもりもなかった、許して欲しいと言いました。
夫の言い分としては、浮気相手は押しが強く、それに負けて浮気関係へ発展してしまったそうで、離婚の話とかは一度も言ったことがないそうです。
どっちが嘘を言っているのか、なんて分かりませんでしたが、キッパリと「今ここで別れる」と言い、私の前で浮気相手に電話をしてくれたので、今回だけは夫の浮気を許すことにしました。
また、その時に、パン屋さんに行ったり、自宅へ来たら、通報することも伝えてもらいました。
子供たちも小さいし、反省してくれたのならー。
浮気相手との対面から1年間、私は夫との関係を修復しようと、かなり努力をしたつもりです。週末は家族で外出し、家族のために、夫のために、なるべく時間を費やすように頑張りました。
夫も、あの日以来、同僚と飲みに行くことさえ拒み、真っ直ぐ帰宅して、子供たちの面倒を見たり、家事を手伝ってくれています。
それでも、どうしても「夫が浮気した」ということが頭から離れず、知らず知らずのうちにストレスがたまっていて、突然、体調を崩してしまいました。
離婚を受け入れた夫
夫だって、失った信頼を取り戻そうと努力してくれたと思います。それは私にも伝わっています。
それでも、私には乗り越えられませんでした。
パン屋さんの人たちからも「一度だけ水に流して」「私の父親なんて2回も外に女を作って~」「いつかは自分が捨ててやる気持ちで~」と、ずっと励ましてもらっていたのですが、頑張ろうと思えば思うほど、なかったことにしようとすればするほど、すごく苦しくなってしまい、夫にも正直に気持ちを話し、理解を得ることができました。
夫に「一緒にいるとツラいから離婚したい」と伝えると、夫は自分の非を認めて、1ヶ月もしないうちに近くのアパートに引っ越していきました。
私たち家族が住むアパートから、徒歩で10分程度の場所で、子供たちは自由に行き来しており、たまには4人で外食をすることもあります。
正式な離婚が成立してからは、気持ち的にだいぶ落ち着き、パン屋さんのシフトも増やしてもらっています。
夫とは、12~13年ぶりに友人関係へ戻りましたが、子供たちのお父さんであることには変わりないので、これからも私たちの関係は変わったけれど、親と子の関係は変わっていないので、一緒に子供を育てていきたいと思っています。