不倫に走る5つの理由
MR探偵事務所の調査によると、不倫の経験がある人は全体の約3割で、男性にいたっては約5割の人が「不倫の経験あり」と回答しています。
不倫が原因で多くのタレントやスポーツ選手が仕事を失っているケースや政治家・公務員(警察官や教師)の不倫が報じられる度に信頼回復まで時間が掛かっているケースなど、テレビや新聞などのメディアを通じて様々なネガティブシーンを見ているのにもかかわらず、なぜ不倫はなくならないのでしょうか。
そこで今回は、不倫をしてしまう5つの原因についてお伝えします。
性的欲求を満たすため
浮気・不倫をしてしまう大きな原因の1つとして、性欲を満たす目的が挙げられます。
性欲は個人差こそありますが、ある程度の年齢になっても衰えず、食欲や睡眠と並んで『3大欲求』とも言われています。妻または夫などのパートナーがいても、性生活が疎かになってしまうなど、性的欲求の不満が解消されないと、不倫に走ってしまいがちです。
諸説ありますが、一般的には男性の場合で10代後半から20代前半が性欲のピーク、女性の場合で40代頃が性欲のピークとされており、総合的には男性の方が女性よりも性欲が強い人(または性欲に正直な人)が多いと言われ、欲求不満の状態が解消されないままでいると、強いストレスに変わってしまいます。
常にストレスが溜まっている状態は、精神衛生上、好ましい状況とは言えず、物事の善悪を含む判断力が鈍ってしまいがちです。そのような状況で、もしストレスを解消できるチャンスが目の前にあれば、その欲求を満たすために、不倫に走ってしまっても何らおかしくありません。
これが、俗に言う『魔が差した』状態です。
パートナーとの性生活は、人によっては非常に重要なことです。マンネリに感じることがあっても、性的欲求の解消が不倫防止に繋がると考え、楽しめるような工夫をしてみましょう。
家庭での居場所がない
赤ちゃんが生まれたばかりの時や子供の教育に熱心になり過ぎている時、または義理の両親と同居中で折り合いが悪い時など、家庭内での居場所がないと感じられる瞬間、もしくは家庭内で自分が必要とされていないと感じる瞬間も不倫に走ってしまう傾向が見られます。
性的欲求のストレスと似ている感情ですが、このようなケースでは寂しい・気に掛けて欲しいなどの感情が生まれ、関心を示してくれる相手や寂しさを埋めてくれる相手とのつながりを求めてしまいます。
その相手が同性の仕事仲間など、不倫に走らない相手だと問題ないのですが、特に女性の場合、男性よりも感情面での繋がりを重視してしまいがちで、たとえ性的な欲求がなくても感情面が優先されて、結果的に不倫関係に陥ってしまうことがあります。
子供のことで頭が一杯になっている時でも話を聞いてあげ、また、同居中の舅・姑との関係がこじれている時でも、面倒くさがらずに話を聞いて、精神的(感情的)な繋がりを絶やさないようにしましょう。
退屈な日常からの脱却
結婚をして子供が生まれると、独身の時と比べて日常生活に変化が少なくなってしまいます。
自宅と職場を往来するだけの日々が続き、また、自由に使えるお金や時間が圧倒的に少なくなります。
ルーティン化した日常と窮屈にも感じられる状況を、人によっては退屈だと感じ、刺激が足りない生活に思えてしまいます。
このような安定したライフスタイルを求める人が多い一方で、刺激を求めて不倫に走ってしまう人もいます。結婚をして生まれて来た子供を育てるとなると、時間やお金に制約が生まれ、どうしても日常の変化は乏しくなってしまいがちです。それを「刺激が足りない」と言って不倫に走る行為は言語道断ですが、このようなタイプが一定数存在することは念頭に置いておきましょう。
興味本位での不倫
「身体に良くないこと」と分かっていても、ファーストフードを食べたり、タバコを吸う人がいるように、「良くないこと」と分かっていても、興味本位から不倫をしてしまう人がいます。
特に、不倫を題材にした映画やドラマなどの影響を受けて、不倫に興味を抱く人が増えています。背徳感を味わいながら自己顕示欲や承認欲求、性的欲求を満たすことができ、それが続くことで徐々に判断能力や道徳観が薄れてしまい「離婚してもらえる」等の妄想が進んでしまいます。
性的欲求を満たすための短絡的な不倫よりも、不倫そのものに憧れや妄想を抱いている分だけ始末が悪く、ここ数年で立て続けに起きている「不倫がきっかけの殺人事件」へと発展する恐れさえあります。
不倫で最終的に幸せになれることは、ほとんどありません。ドラマはドラマ、現実は現実と割り切って、間違った憧れを抱かないように気を付けましょう。
マッチングアプリの台頭
出会い系サイトと比べてハードルが低く、趣味目的などでも出会えるマッチングアプリを使った不倫が急増しています。マッチングアプリの大半は既婚者NGと謳っていますが、未婚の証明を求められるケースは少なく、既婚者でも利用をしている方が見られます。
近年では既婚者を対象としたマッチングアプリも登場し、「不倫を助長するものではない」としながらも、実際には不倫相手を効率良く探す手段として使われています。
ただし、夫または妻がマッチングアプリを利用しているだけでは、不倫とはみなされません。
以上の5点が「不倫に走ってしまう5つの理由」です。
不倫に対する許容範囲も人それぞれですが、サクッと一回で終わる肉体関係よりもズルズルと深みにはまっていく不倫の方が厄介です。日頃からパートナーの言動に気を配り、些細な変化を見逃さないようにしましょう。