こんにちは。浮気探偵.com～浮気成敗コラム～です。
本日は「実録・恋人の浮気」として彼女に浮気をされていた男性の体験談をお伝えします。男性が浮気を知ったのは、別れてかなり経ってからでした。まずは、この体験談に登場する人物を紹介します。
登場する人物
・私 当時30代後半
・A子 当時20代後半
・B A子の二股相手
・現在の妻 30代
目次
彼女の浮気 別れてから知った彼女の浮気
35歳を過ぎ、さすがに結婚のことを考えなくてはならなくなった私は、それまでバカらしいと思っていた結婚相談所に高額な入会料を支払って、婚活パーティーに勤しむ日々を送っていました。
そこで出会ったのがA子です。
A子もパーティーの参加者で、参加者の中では年齢も若く、会話も盛り上がりました。この人と結婚できたら楽しいだろうな、と思って積極的に行動して、連絡先を交換することに成功しました。
後日、2人だけで初めてのデート。この時に限らず、いつ会ってもA子はキレイで気が利いて、なんとなくですが、若いのに仕事もできそうな印象を受けました。
典型的なモテそうなタイプに、どうして彼氏がいないのか？どうして結婚相談所に登録して婚活パーティーに参加しているのか？など、当時の私は舞い上がっていて、そんなことまで考えていませんでした。
謎の多い彼女にプロポーズ
明るくて聞き上手、それにオシャレでキレイ。A子は間違いなく素敵な人でした。
でも、付き合って1年が経ってもA子の家に行くことは許してくれませんでした。うまく会話の内容をそらされて、私自身、はぐらかされていることに気付いても、そこに話が戻らないように絶妙に転換していく話術にも長けていました。
だから住所も知りません。知っているのは名前と電話番号とLINEだけ。
その点は気になっていましたが、私の家に来た時に、派手に散らかすわけでもなければ、料理をしないわけでもなく、私生活に問題がありそうな感じはなかったので、あまり気にしないようにしていました。
付き合って1年半が経った頃、会社から転勤の辞令が出ました。
A子とは結婚相談所を介して出会ったので、きっと彼女にも結婚願望はあるはず！！勇気を出して「結婚して一緒に転勤先へ来て欲しい」と伝えました。
結婚前に会社の研修で海外へ
プロポーズをした時、涙を流して喜ぶとか、激しく拒絶をするとか、そういう分かりやすい感情は表に出しませんでした。ただなんとなく、OKっぽい返事をもらいました。
念を押すと、答えが変わってしまいそうで、煮え切れない態度を突っ込んで聞くことはできませんでした。
それからすぐ、会社から正式な転勤の前に3ヵ月だけ中国・北京へ研修のために行って欲しいと言われ、A子には「北京から戻って来たら、結婚の話を進めよう（お互いの両親への挨拶などをしよう）」と話し、研修先の北京へ旅立ちました。
途絶えた連絡で不安がピークに
しかし、北京へ到着してから、A子との連絡は完全に途絶えました。
空港で「着いたら連絡するよ」と言って連絡をしたのに、折り返しの電話もくれません。どこかで事故に遭ったのでは？それとも携帯を紛失したのでは？など、いろいろと考えました。
A子の連絡先で知っているのは、携帯番号とLINEだけ。
中国ではLINEができないので、何度も携帯から電話を掛けたのに、呼び出し音は鳴っても、A子が電話に出ることはありませんでした。
他に連絡の手段がないので、結婚相談所に電話をして「彼女の様子を見てもらえませんか？」と切り出すと、結婚相談所の係の人が「実はA子さんからお断りの連絡を頂いております。今後、連絡は控えて頂きたく思います」と言われてしまいました。
どうして？
いきなり？
しかし、その結婚相談所では、お断りがあった場合には、どんな状況であっても相手に連絡をしてはいけないルールになっていたので、それに従うしかありませんでした。
もちろん納得はできません。
1年半も付き合い、結婚の約束までしたのに理由を聞くことすらできないなんて。あまりに一方的で理不尽に思い、結婚相談所とA子はグルで詐欺なのではないか？とまで疑いました。
もちろん、中国から帰国後、すぐに結婚相談所を退会しました。
同僚の紹介で結婚
失恋のショックやら人間不信やら、絶望的な気持ちを振り払うように、転勤先ではがむしゃらに働きました。
その時は、恋愛どころか異性にすら興味を持てなくなっていたと思います。
そして3年の転勤が終わり、都内の本社へ戻って数日が過ぎた頃、同僚からの紹介で、現在の妻と知り合いました。あっけらかんとした雰囲気で、ウラオモテがなく、すぐに打ち解けました。
交際が始まってすぐに、お互いの家を行き来するようになり、かなり早い段階で、向こうの両親とも食事をする仲になりました。
妻も私の両親と、まるで友達のように話し、幸せな結婚生活を容易く想像できたので、交際から半年で結婚を申し込みました。
結婚後1年で子供にも恵まれ、今はとても幸せです。
そしてA子に偶然再会！
少し前に、仕事で大阪まで行くことになり、ものすごい偶然ですが、新幹線の中でA子と遭遇しました。別れてすぐ、または私が今でも独身だったら、避けたか、怒鳴ったか、どう行動したか分かりません。少なくとも穏やかな気持ちで向き合うことはできなかったと思います。
「久しぶり」と言うと、A子は気まずそうにしましたが、私の薬指を見て「結婚したんだ。おめでとう」と言いました。
あの時―。
A子は私の他に、Bという男性とも付き合っていたそうです。いわゆる二股です。Bは既婚者で、A子は妻子ある男と不倫していたことになります。
Bとの将来は期待できない、自分だって結婚して幸せになりたい、そう思って結婚相談所に登録して、私と付き合って、それはそれで幸せだったけれど、プロポーズをされたら、やっぱりBのことを忘れられず、どうしたら良いのか分からなくなったと言います。
Bにプロポーズされたことを告げたら、奥さんとは別れるから、もう少し待って欲しいと言われ、今もなお不倫関係は継続中だそうです。
「そっか、じゃあ、さよなら」
素っ気なく言って、私は別の車両へ移動しました。
私はA子とは違います。妻とA子を天秤にかける気はありません。弱っているA子に手を差し伸べる気も、寄り添う気もありません。A子が一方的に振ってくれたからこそ、今の妻と幸せに暮らすことができています。
悲劇のヒロインのように、悪びれもせず悲しそうな顔で話していましたが、二股を掛けられた女が二股をして、何も言わずに他人を捨てたくせに、傷ついた顔を見せられても、自業自得としか思えません。
あの日、言ってもらえなかった「さよなら」を私から一方的に言えて良かったとさえ感じます。
私は妻を大切にします。誰よりも絶対に幸せにします！
