実録・恋人の浮気

【彼女の浮気】2ヵ月後に挙式予定⇒身勝手な婚約破棄に傷心

婚約者の浮気

こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。本日は、結婚式の直前に彼女から婚約破棄を告げられた男性の体験談をお伝えします。まずは登場人物の紹介です。

登場人物
・私 30代前半
・彼女(婚約者) 20代後半
・彼女の元カレ
・両家の両親

彼女の浮気 一方的に告げられた婚約解消の理由

婚約者の浮気

彼女とは付き合ってすぐに同棲を始めて、かれこれ3年が経過します。

長く一緒に住んでいると、もはや家族同然のような感じで、なかなか結婚のきっかけがありませんでした。しかし、私が転勤をすることになり、それがきっかけとなって、婚約に至りました。

転勤先は国内ですが、今住んでいるところからかなり離れている場所のため、結婚式は引っ越し前にした方が良いと、婚約から3ヶ月後に結婚式をすることにしました。

希望の式場は空いており、直前でもすんなり決まりました。親族、ごくわずかの同僚、友人を数人ずつ呼んで、アットホームな式を行う予定でした。

彼女は短大を卒業してから、ずっと同じ職場に勤めていましたが、婚約を機に(私の転勤を機に)退職をして、引っ越しや結婚式の準備などに専念してくれました。

一方、転勤が決まってからの私は、向こうに行くまでに覚えなければいけない仕事があり、さらに引き継ぎも多かったので、入社してから一番!ってくらいに忙しく、彼女とゆっくり話をする時間がありませんでした。

結婚式は転勤の2週間前に予定しており、本当にギリギリのスケジュールで動いていたので、残業をして帰った私よりも、彼女の帰宅が遅くなっても「大変だろうな、任せっぱなしになって申し訳ない!」と思っていました。

何の前触れもなく「婚約を破棄したい」

別れ

結婚式の2ヶ月前。彼女から「大事な話がある」と切り出されました。

式の予算がオーバーしたとか、何かの準備が間に合わないとか、そんな話だと思って聞いてみると、突然「婚約を解消したい」と言われました。

怒るとか、嘆くとか、そんな感情さえ出てこないほど、ただただ茫然としました。

既に招待状だって送っているし、転勤先の新居も契約しています。それなのに、なぜ今になって…。

しばらく言葉が出て来なかったのですが、少しだけ落ち着いてから理由を尋ねると「元カレとヨリを戻したい」と言いだしました。

彼女曰く、浮気はしていない、と言います。でも、それは彼女の言い分です。

私と付き合っている3年間、ずっと元カレとは連絡を取っており、でもLINEをする程度で「会ってはいなかった」そうです。

ところが、結婚が決まって引っ越すことを伝えると、元カレから「会いたい」と言われ、その時に久しぶりに会ったと言います。

会った時に、元カレから結婚と引っ越しを引き留められ、気持ちが揺らいでしまい、揺らげば揺らぐほど「元カレのことを考える時間が増えて、ヨリを戻したくなった」とのことです。

元カレの話は、今まで何度か聞いたことがあります。

彼女の話を聞く限りでは、ずいぶん身勝手な男で、そんな人と一緒になっても幸せになれるとは思えません。それに、今はマリッジブルーみたいな感じで、もう少し冷静になった方が良いんじゃないか?と、私も必死で彼女を引き留めました。

しかし、彼女の意思は想像以上に固く、「ごめんなさい」を繰り返すばかりでした。

元カレも絶対に浮気を認めない

ここまで来て、婚約解消なんてしたくありません。こんな終わり方だってしたくありません。

友だちには「むしろ結婚する前で良かったよ。新しい人を探した方が良い」なんて言われましたが、どうしても納得できません。

でも、私が納得しようとしまいと、彼女を説得できなければ意味がなく、式を強行突破をしたところで、彼女が来なければ、虚しさや恥ずかしさは何十倍にも膨れるだけでしょう。

すがるように何度も何度も説得を試みましたが、彼女は「婚約を解消したい」の一点張りで、態度を軟化させることはありませんでした。

怒ったのは、私の両親です。さらに、私の両親よりも、彼女の両親は、もっとひどく怒っていました。私の目の前で、彼女の母親が娘の頬を叩き、「今すぐ、その男の人を呼びなさい!」と大声で喚くほどでした。

その1時間後くらいに、私・彼女・彼女の両親が待つ個室タイプの飲食店に(私の両親は、その場にいませんでした)、男は姿を見せました。

男は、私が想像していたよりも感じの良い人で、私に対してひたすら謝罪していましたが、謝られたからと言って、許せる話ではありません。

そこで、彼女の母親から「婚約しているって知っていて付き合っていたんですか?」と詰め寄ると、婚約中も婚約前も、付き合ってはいないと言い、頑なに浮気を認めませんでした。それは彼女も一緒です。

ただ、何かしらあったからこそ、こんな行動に出ていると考える方が自然です。口ではどうとでも言えます。

その一方で、どんなに疑っても、彼女や元カレの発言を覆せるような証拠がありません。これでは、どんなに結婚を諦めたくないと言ったところで、どうにもならない気さえしています。

万が一、諦めることになったとしても、せめて、この男と彼女から慰謝料をもらいたいと思っています。式場のキャンセル料とか契約している転勤先のマンションの解約金とか、それ以外の精神的苦痛に対しての慰謝料です。

婚約をしていたことは、私の両親、彼女の両親、さらに結婚式の招待状を送っている友人や同僚は知っています。ただ、正式な書類みたいなものはありません。それでも慰謝料は請求できるのでしょうか。

<浮気探偵.com編集部より>婚約中でも慰謝料の請求は可能!

結婚式

結論から言えば、婚約状態でも慰謝料請求は可能です。ただし、前提条件として「婚約していた」ことの「客観的事実」が必要です。

  1. 結納を行った
  2. 親族間で結婚について認識している
  3. 結婚式場の予約を入れた(結婚式の準備をしている)
  4. 結婚式の招待状を送付している
  5. 婚約指輪・結婚指輪を送っている
  6. 新居の準備をしている

一例を挙げると、上記のような事柄が「客観的事実」として認められます。

婚約をしている事実を証明できる場合

浮気が原因で婚約破棄になる時は、不貞行為があったと認められるので慰謝料の請求を行えます。その時に必要なものとして婚約を証明できるものがあります。

結納を既に交わしていたり、婚約指輪の交換をしていれば、それで婚約をしていたことが証明できるので、慰謝料の請求をすることは可能です。ですが、結納も指輪の交換もしていないとなると、婚約していたことが立証しづらく、そのためにいくつもの証拠を集めなくてもなりません。

可能であれば、プロポーズや結婚についての手紙や、ウェディングの催し物に参加したことを証明できるものがあれば良いです。もし物で証明できるものがなければ、家族や友人などの陳述書があれば有効的です。

内縁関係であることが証明できる場合

また、内縁関係であることで婚約をしていたことが証明され、慰謝料の請求を行うことができます。内縁関係とは、一緒に住んでいて夫婦のように生活をしていますが、同棲とは違うことを証明できなければいけません。内縁関係の定義としては、一緒に生活をしていて、お互いに婚姻している意識を持っていることが重要視されます。

一番証拠となるものが、住民票の続柄の箇所に『見届けの夫(妻)』と記載されていることです。ですが、基本的には家計が同一で、3年以上同居をしていれば内縁関係であったことが認められます。

また、双方の親族の結婚式やお葬式などの冠婚葬祭に二人で出席していたり、家族や知人から夫婦として認識されていれば、そちらも証明になります。物的証拠を用意するには、こちらも陳述書があると良いです。

婚約前の浮気で慰謝料を請求できない場合

婚約や内縁関係であることを証明できなければ、慰謝料の請求をすることはできません。浮気の慰謝料とは、浮気をされたことによって精神的苦痛を味わったことに対する損害賠償で、本来続くはずだった婚姻関係が破綻するような行為をしたことへ払われるものです。

ただ、慰謝料は婚姻関係あるいは婚約していた人に対して支払われるものなので、結婚前の浮気であったとしても婚約や内縁関係であることを証明できなければ、慰謝料を請求しても認められません。

今回の例では、結納や指輪については不明ですが、親族間で結婚を認識しており、結婚式の準備や招待状の送付もしています。また、転勤先の新居の契約も済ませているため、客観的に婚約していたとみなされる状況が揃っていると言えるでしょう。

ただし、浮気に関しては、証拠を掴めていない状態なので、言いがかりだと思われても反論できません。

婚約破棄の精神的苦痛に伴う慰謝料ではなく、浮気の慰謝料も請求するのであれば、不貞行為を立証するだけの証拠が必要です。今からでは証拠を揃えることは難しいかもしれませんが、まずは探偵事務所などに相談だけでもしてみましょう。

※婚約破棄については、下記の記事で詳しく解説しているので、お時間のある時にご覧下さい。

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