こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。本日は「実録・妻の浮気」として、妻の意外な浮気理由に驚いた男性の体験談をお伝えします。
登場人物
・俺 30代
・妻 30代
・犬の散歩友だち→妻の浮気相手
妻の浮気 俺が原因?妻の意外な浮気理由
妻とは学生の頃から交際しており、大学を卒業後、しばらくしてから結婚しました。結婚当初、妻は仕事をしていましたが、妊娠をきっかけに退職し、専業主婦となりました。
当時は今ほど産休や育休の制度が充実しておらず、妻が働いていた会社も、それらは制度こそあったと思いますが、前例に乏しく、退職する流れが自然だったのかもしれません。
しかし、妊娠後の経過は順調ではなく、30週目を過ぎた頃に流産してしまいました。
交際当時から若いママになりたいと言っていた妻は、この結果にひどく落ち込み、しばらくは家事もできずに塞ぎこむようになりました。
休日に外に連れ出そうとしても乗り気ではなく、顔も洗わない状態の妻を無理やり外まで引っ張り出したこともあります。
少しずつ回復してきた翌年に2度目の妊娠をしましたが、これも残念な結果になってしまい、それから夜の生活も拒むようになり、ますます覇気がなくなったように思います。
カウンセリングに行ってみることも薦めたのですが、行ったところで赤ちゃんが戻って来るわけではないし、悲しい気持ちはどうやっても癒えないと拒否されました。
どうしたら良いのか分からず、友人に相談したところ、犬を飼うと、散歩などもしなくてはならないから必然的に外に出るし、お世話に打ち込むことで少しは気が紛れるのではないか?と提案されました。
我が家にやって来た子犬で明るさを取り戻した妻
妻は子犬を飼うことに同意してくれました。
新しい家族となったキャバプー(キャバリア×トイプードル)の「ロック」は暗くなりがちだった我が家の雰囲気を明るく変えてくれる存在でした。久しぶりに妻の笑顔を見た気がします。
以来、妻はロックに夢中になり、散歩のために自分から身なりを整えて出掛けるようになりました。ペットも入ることができるカフェを見つけた!ペットと泊まれるホテルがある!と、積極的に情報を集めては嬉しそうに知らせてくれ、元気を取り戻した様子でした。
犬の散歩友だちもできたようで「ロックとそこのワンちゃんも仲良しなの」など、口を開けばロックのことを楽しそうに話す妻を見て、すっかり安心し、俺も再び安心して仕事に打ち込めるようになりました。
今まで、妻の様子が心配で断っていた残業や出張も積極的に引き受け、残業代や出張手当はロックの洋服代やおやつ代などに使うようにしました。
雰囲気が変わった妻に違和感
妻が元気になることは当然ながら、ものすごく喜ばしいことです。
しかし、新しい洋服を買ったり、念入りにメイクをしたり、少し雰囲気が変わったような感じがして、干してある下着も今までとは違う派手なものが混ざっていました。
「いつの間に買ったの?」と聞くと「古くなったから幾つか新しく買った」と言っており、その直後くらいから、トイレやお風呂に行く際もスマホを持ち歩くようになり、さすがに様子がおかしいと思うようになりました。
完全に妻を疑っていたわけではありませんが、何かが引っかかり、休日出勤の代休を取得した日、妻には休みだと言わずに会社に行くふりをして、妻の行動を追跡することにしました。
幸い我が家の近所には、外が見渡せる大きな窓のコーヒーチェーン店があり、そこから妻が出てくるまで待つことにしました。
午前10時過ぎ。休日と同じ時間に妻はロックの散歩のために出て来ました。数分間の散歩とは思えないほど、メイクもヘアスタイルもバッチリ決めていた妻は、まるで誰かに会うために出て来たようです。
コーヒー店を出て妻の後を追うと、一緒にロックの散歩で行ったことのある公園に到着しました。ここでロックの散歩友だちと会うのでしょう。
数分後、そこに現れたのは、黒い犬を連れた男性でした。俺よりも少し年上に見える男性で、二人並んで歩きながら、男性の自宅と思われる一軒家に入って行きました。
家に入ると男性はカーテンを閉め、そこから2時間は出て来ませんでした。わざわざ暗くして、することと言えば、残念ながら一つしか思い浮かびません。
映画やテレビを観るために暗くしたのでは?と、何度か良い方向に考えるようにも努力しましたが、今まで買わなかったような派手な下着が脳裏にチラついて、どうしても不適切な関係に思えてしまいます。
一応、自宅には表札みたいなものがあったので(苗字しか書いていませんでしたが)、男性の苗字だけはメモしておきました。
確実な証拠とは言えないかもしれませんが、浮気をしていることは間違いなさそうです。
次の週末に、妻は「お母さんの具合が悪いからロックと一緒に実家に行って来る。1泊だけして明日には戻るから何かあったら携帯に電話して」と言い、ロックを連れて行ってしまいました。
「大丈夫?一緒に行こうか?」と提案する俺に、妻は「大丈夫。ただの風邪だから。でも、お父さんじゃ、ご飯も作れないし、家事をする人がいないって言うの。電話は携帯にしてね。実家に電話されると父も母も気を遣っちゃうし」と言います。
妻は浮気相手の男と旅行へ
怪しい…。
でも、妻の実家へ電話をして、それこそ妻が出たら、あれだけ携帯に電話をするように言われていたのに、疑っていたことがバレてしまうような気がしました。
まずは、妻のお姉さんに電話をして、お義母さんの体調について聞くことにしました。
「あら、ご無沙汰!え?お母さん?そうそう、風邪みたい。でも心配いらないって、〇〇(妻の名前)にも伝えておいて。熱もないし咳も出てないし、寒気がするとか鼻水が止まらないとか、その程度のことよ。
昨日、市販薬を届けたけど、お父さんが定年後に料理にハマってるから、お粥とか煮物とか、身体に優しいものをたくさん作ってあげていたわ。もともと几帳面な人だから家事全般、お母さんより上手なの。
ごめん、私、パートの時間だから切るね、〇〇(妻の名前)にもよろしく!」
妻は、お義父さんでは家事ができないから泊まりで行くと言っていましたが、お義姉さんによると、お義父さんは料理もできるし、家事も得意だと言います。
本当に妻は実家に帰ったのでしょうか?
妻の実家に電話をすると、お義母さんが出ました。
「ちょうど良かった!御礼の電話をしようと思っていたの。さっき、〇〇(妻の名前)と一緒にいろいろと食べ物を買って来てくれて、ありがとうね。お忙しいようで車から降りる時間もなかったみたいだけど、頂いた紙袋の中を見たら、忘れ物があったのよ」
どうやら妻は誰かと一緒に車で実家に向かい、車の中に俺がいると言ったようです。実家には食べ物や薬などを入れた紙袋だけ置いて行ったのでしょう。
「ワンちゃんと泊まれる宿、って書いてるわ。予約の紙かしら。〇〇(妻の名前)が予約していて、男性1名、女性1名、ワンちゃん2匹ってあるけれど、ロック以外にも飼ったの?」
あの男と一緒だ、間違いない!
そう確信した俺はお義母さんに「いえ、ロックだけですよ。予約した時に間違ったのかな。俺の方で訂正の電話をしておくので、ホテル名だけ教えてもらって良いですか?」と言い、ホテルの名前を聞き出しました。
電車と新幹線を使い、聞き出したホテルまで行くと、妻たちはまだ到着していないようでした。ロビーで待つこと数分、ようやくロックを連れた妻と黒い犬を連れた男性が姿を見せました。
ロビーにいる俺を見て、妻は驚いたのですが、浮気について問い詰めたところ、言い訳もできない状況だったので、素直に認めました。
意外すぎた妻の浮気理由
男性には帰ってもらい、妻に浮気の理由を聞くと、呆れて悲しくなるような答えが返ってきました。
妻曰く、ロックが家に来てから、俺の仕事の帰りが遅くなる日や急な出張が増えて、浮気を疑っていたと言います。証拠を探そうと俺が寝ている隙にスマホをチェックしたことも一度や二度ではない、と。
でも、証拠が出て来ないため(浮気をしていないので当然ですが)、ますます不安が募ったそうです。
そんな時に、あの男と出会い、俺の浮気について相談しているうちに親しくなり、ちょうど妻自身も寂しくて、浮気をしてしまったとのこと。
夜の夫婦関係を拒むようになったのは妻の方からです。妻の気持ちを尊重させてあげようと気遣い続けた結果が、こんな結末とは…。
妻のために飼い始めたロックも、妻の浮気のきっかけになってしまいました。
また、妻が心身ともに回復して来たため、妻とロックのために、頑張って残業や出張を受け入れていたことも裏目に出たようです。
何もかもが悲しくなりましたが、離婚はしたくありません。
妻は不倫関係は解消して、一切会わないと誓ってくれましたが、このままではロックの散歩で、あの男と妻が偶然会ってしまうこともあるので、しばらく実家へ戻ってもらい、離れた町まで引っ越しをすることにしました。
妻のスマホから男の連絡先は削除しましたが、男性の自宅を知っている以上、完全に断ち切ることはできないかもしれません。それでも、もう一度だけ妻を信じてみようと思います。