実録・夫の浮気

【夫の浮気】同僚が口を滑らせて発覚した浮気

こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。本日は、元同僚が口を滑らせたことがきっかけで、夫の浮気だけではなく浮気の相手のことまで知った妻の体験談をお伝えします。まずは登場人物の紹介です。

登場人物
・私 20代後半
・夫 20代後半
・M井さん 夫の浮気相手
・私の元同僚
・娘

夫の浮気 全部が嘘だった!連日の残業は不倫を隠すための言い訳

残業

夫とは職場で出会いました。

夫は営業部、当時の私は経理部でした。営業一筋の夫は誰とでも打ち解けることに長けており、私には持っていない一面が魅力的に見えました。

それほど大きい会社ではなかったので、夫の存在は知っていましたが、話す機会がなく、初めて業務以外の言葉を交わしたのは、色々な部署の人たちと行くランチ会でした。

他部署との親睦を図ることを目的として会社が定期的に設けている会で、メンバーは都度ランダムに選ばれます。人見知りの私にとっては、お節介としか思えない会でしたが、夫と同じランチ会に出られると知った時、初めてランチ会の有難味を感じました。

そこで夫と話す機会に恵まれ、夫が観たい映画の話をした時に、私は全く知らないタイトルだったのに「私も!」と話を合わせて、休日に一緒に行く約束をしました。

映画を観に行くまでに予習をしていたこともあって、会話は思っていた以上に弾み、そこから付き合うまではトントン拍子でした。お調子者で友達も多い人でしたが、いつも私を笑わせてくれて、この人といるとハッピーな気持ちになれる!と感じていました。

2年の交際期間を経て結婚し、1年目には娘を授かりました。もともと自分から志願して経理部に配属されたわけではないので、出産と育児を理由に退職し、娘が2歳になる頃、保育園が見つかったので、それからは近所のドーナツ店でパートの仕事をしています。

手当の付かない深夜残業

給料

私がパートを始めて、2ヶ月くらい経ってから、週に3日は夫の帰宅が深夜になりました。私が同じ会社で働いていた時から、営業は残業が多く、たまに土曜でも出勤になることがありました。

結婚後も定時で帰れることは基本的になく、やはり遅くまで残業になったり、土曜でも出勤しなければならないことはありました。でも、深夜残業がこんなに多くなるなんて、初めてのことだったので、少し違和感というか、意外に思っていました。

と言うのも、私が働いていた時から、早残(定時より先に来て働く)は咎められませんでしたが、22時を過ぎる深夜残業はしないように通達されていて、深夜残業があると、わざわざ上長宛に理由を文書で提出しなくてはなりませんでした。

それなのに、こんなに深夜残業をしてしまって、評価に響かないのかな?と不安になっていたのですが、夫に言うと「評価には関係ないから大丈夫。やたら忙しくなったんだよ」と言われて安心しました。

ところが、翌月の給料明細を見ると、深夜手当が全く付いていませんでした。

それを夫に聞いてみると「おかしいな、経理のミスかな」と首を傾げていましたが、経理のシステム上、そんなミスをするはずがありません。また、残業代は絶対に1分単位で払うほど、お金にはしっかりしていた会社だったので、会社側が故意に残業代を支払わないなんてことも100%ありません。

夫が嘘をついているのかも…。

経理で働いている私は、夫の言い訳を聞いてピンと来ました。でも、それ以外には確証を得られるものがなく、夫が深夜に帰宅してから、こっそり洗濯機に入っているシャツを嗅いだり、カバンやスーツのポケットを探っても、何一つ怪しい点はありませんでした。

元同僚が口を滑らせて浮気が発覚

翌月も翌々月も深夜残業は週3ペースでありましたが、給与明細には1円も深夜手当が付いていませんでした。

メールに給与明細が添付される会社や、社内システムにログインして自分で明細を確認できる会社もあるようですが、夫が働く会社は今も紙の明細で、希望をすれば自宅に郵送してもらうこともできます。

「おかしいねえ。もう深夜手当だけでも10万円以上になってるんじゃない?経理に確かめてみたら?」

私が夫に言うと、夫は「そうだな」とか「他の人にも入っているか聞いてみるよ」と、その場しのぎで答えるのですが、帰宅後に私が「どうだった?」と聞くと、毎日決まって「忙しくて聞く暇がなかった」と濁されました。

嘘をついているかも…じゃなくて、絶対に嘘をついている!!

そう確信した私は、会社の経理部に電話をして確認してみました。本来なら夫婦とは言え個人情報なので、本人の確認がなければ何も答えられないのですが、2年前まで働いて私は、ほとんど入れ替えがない経理部のほぼ全員と顔見知りで、運良く電話に出た人も元同期でした。

「深夜手当?どこの部署もゼロだよ。やってないはず。21時には帰るように全体にアナウンスがあって、2130分にはフロアが一斉消灯になるから」

やっぱり…。

夫は嘘をついていました。まるで営業部全体で深夜残業をしているような言い方でしたが、元同期曰く、2130分には全員が帰っているそうです。

「どうして、そんなこと聞いたの?実は、この問い合わせ今月だけで2件目なんだけど。営業のM井さんの旦那さんからも先週、深夜手当が入ってないぞ!って、電話で怒鳴られたんだよね…」

ここまで言ってから、元同期は何かを察したのか、「あ!聞かなかったことにして!守秘義務違反になるから。じゃあ、またね」と一方的に電話を切ってしまいました。

浮気相手の名前を出して夫を追及

M井さんは私も知っている人です。社内では「営業の花」と言われているキレイな女性です。

女優さんのような整った顔立ちで、それでいて感じも良くて、女性たちからも憧れの対象でした。でも、彼女は結婚していて、私が勤めていた時には既に2人のお子さんがいました。

その日の夜も夫は深夜に帰宅しましたが、私は寝ずに待っていました。

起きている私に驚いた夫は「どうして起きてるの?明日、ドーナツ屋は?」と焦った様子で質問をして来ました。

私は夫の質問には一切答えず、こう切り出しました。

「営業のM井さんの旦那さんから電話があったの。奥さんとあなたが不倫している証拠を持っているって。裁判を起こすらしいの。私だって許せないけど、とにかく〇〇(娘)のことを守りたいから正直に話して。多額の慰謝料を請求される前に、こちらも打つ手を考えないと」

明らかに動揺した夫は、額に噴き出た大量の汗を拭いながら、「いつ電話があった?どんな証拠だって?」と聞いてきました。

こんなことを言ってくる時点で、本当に浮気をしているのでしょう。頭に来た私は「そんなことどうでもいいでしょ!早く話さないと私もあなたに慰謝料を請求するよ!!」と怒鳴り、夫が手にしていたカバンを奪って床に投げつけました。正気ではいられませんでした。

夫は全てを白状しました。

きっかけは、2人とも似たようなトラブルを抱えるクライアントがいて、お互いに相談しているうちに意気投合したことだと言います。それから上司や部下について、営業部が使っている報告書のフォーマットについて…など、同じ空間で同じ仕事をしているからこそ、同じことを想う瞬間が多く、そんな時に彼女から夫に対しての悩みを聞いて、自然と不倫関係に発展したと言います。

私は納得できませんでした。共通の悩みや共通の認識は、営業部の男性社員とも共有できるし、夫婦仲のことを相談されたからと言って、自然に不倫関係になんて発展しません。

納得なんてできず、込み上げてくる怒りも抑えられませんでしたが、娘のことを考えて、安易に離婚は口にしませんでした。

離婚をしてしまえば、慰謝料や養育費こそは手に入るでしょうが、実の父親を娘から奪ってしまうことになるし、何より養育費と私のパートの給料だけで娘を育てられる自信がありませんでした。パートを辞めて正社員を探すと、娘のお迎えにも行けなくなるし、娘と過ごす時間も減ってしまいます。

「今回だけは許す。でも次は絶対にないからね」

夫に、そう伝えたのは、浮気発覚から1週間後のことでした。

それから、夫は定時で帰る日が増え、残業の時も必ず会社から「21時くらいまで残業になる」と連絡をくれるようになりました。浮気相手とは、きっぱり別れたそうで、念のためにスマホを見せてもらい、そのやり取りを確認しました。

浮気相手のM井さんも、浮気のことを旦那さんに知られていると言われて(私の嘘ですが…)、すぐに別れを決心したそうです。私にとって娘が一番の存在であるように、M井さんにとっても2人のお子さんが一番大切な存在なのでしょう。

今は夫との仲を取り戻す努力をしています。

時々ふと思い出して、怒りの感情が再び沸いて来ることもあるので、全てを水に流したとは言えませんが、娘の成長を最優先に考えて、夫との仲をゆっくりと着実に修復していこうと思っています。

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