こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。今回は、夫の浮気現場をあろうことか娘さんが目撃してしまい…。怒りに満ちた妻の体験談をお伝えします。まずは登場人物の紹介です。
登場人物
・私 40代半ば
・夫 40代後半
・夫が経営する店で働くスタッフ(夫の浮気相手)
・娘 中学生
【夫の浮気】下校中の娘が目撃した夫の浮気
夫とは結婚して20年ほどでした。
夫は自営業をしており、私は当時、夫が経営する店舗のスタッフでした。そそっかしい性格でしたが、そんな私にも決して怒らず、辛抱強く仕事を教えてくれました。
休憩時間の会話から、お互いに対して少しずつ興味を持つようになり、次第に関係が深まっていきました。同じ職場内での恋愛には少し抵抗があったのですが、とても落ち着く相手だったこともあり、夫を受け入れて付き合うようになりました。
結婚は付き合ってから、3年後です。そして、さらに3年後に子供が授かりました。
結婚生活は、些細な不満こそありましたが、大きな喧嘩もなく、私は育児をしながら夫を支えることに生き甲斐すら感じていました。
夫を変えた経営状態の悪化と私の病
しかし、娘が中学生になった頃、私が大きな病を患いました。
精神的にも身体的にも本当に辛くて、夫からのサポートが欲しかったのですが、この頃の夫は経営する店舗もうまくいかなくなっており、あんなに優しかったのに、いつも切羽詰まったような顔をしていて、家事ができない私に怒鳴り散らすこともありました。
サポートどころか、店の人件費を削ったせいで、残業ばかりするようになった夫は、家にいる時間も激減し、日頃の買い物は娘が学校からの帰りに行ってくれるなど、家事は娘にまかせっきりでした。
私の病気のせいで、娘は部活を辞め、年頃なのに友達との付き合いも減ってしまいました。
私の食事を用意し、私が夫から怒られないように洗濯や掃除もして…。そんな娘を見ているうちに、どんどん不憫に感じ、いつしか夫に対しては、怒りの感情しか湧き上がってこなくなりました。
それでも娘は、「お母さんだけじゃなくて、お父さんだって大変なんだから」と、私だけではなく夫の肩も持ち、夫婦円満とまではほど遠いですが、バラバラにならないために、どちらにも気を遣っていました。
娘が目撃した夫の浮気
夫の浮気は、そんな献身的な娘が目撃してしまいました。
学校からの帰宅途中で、娘が夫と女性が一緒に歩いているところを見てしまったようです。娘は詳しく語りませんでしたが、歩いているだけでも「浮気をしている」と確証が持てる行為や光景があったのでしょう。
娘の記憶が正しければ、相手は夫の経営する店舗で働いている女性スタッフだと言います。
あんなに夫を憎んでいたのに、とっさに「見間違いに違いない」「お父さんは、ずっとお店にいる人だから」と庇ってしまったのは、夫に対する愛情ではなく、娘に対する想いからです。
これほど両親を大切に想ってくれている娘を、これ以上、落胆させたくなかったのです。
浮気現場に乗り込んで夫と離婚
夫が仕事へ、娘が学校へ行っている間、夫の部屋を探りました。
もしかしたら、娘がその光景を見たのは、一度や二度ではないのかもしれません。病気の私を気遣って、今まで言いだせなかったのかもしれません。
そう思うと、夫のことがますます許せなくなりました。私だけならまだしも、娘のことまで傷つけているなんて。
30分ほど漁っていると、夫のデスクから、女性の履歴書を発見しました。スタッフと思われる何名かの履歴書を見つけましたが、娘が話してくれた特徴から「この人だ」と、すぐに相手を特定することができました。
幸いにも、発見できたものが履歴書だったので、相手の住所も分かりました。たしかに、娘が夫を見たエリアです。
私の体調は決して良い状況ではありませんでしたが、夫の店に電話をして「少し前に外出された」と言われたので、急いでタクシーを呼び、相手の自宅へ向かいました。
タクシーで相手の自宅前に到着すると、まるで待ち伏せをしていたかのように、数分もしないうちに、夫が女性と一緒に姿を見せ、そのまま女性宅へ入って行きました。
体調も良くなかったので、その場では何も言わずに帰ってきましたが、証拠の写真だけはしっかりと撮りました。
これで離婚の意思は固まりました。
浮気だけでなく、これまで全くサポートしてくれなかったことに対する怒り、娘の苦労を知っているのに助けないことへの怒り、いろんな怒りが重なった決心です。
私の気持ちに迷いはなく、夫と浮気相手の2人に慰謝料を請求して、離婚をすると決めました。
その日の夜、用意しておいた離婚届とスマホで撮った写真を見せながら夫を問い詰めたところ、夫は浮気を認めました。浮気の件を謝罪し、許して欲しいと言ってきましたが、私の気持ちは揺るぎませんでした。
離婚後に夫からの連絡
結局、夫とは離婚しました。
慰謝料と養育費を受け取って、私と娘は私の実家近くのマンションに引っ越しました。今まで暮らしていた場所とは離れているので、娘は中学を転校することになりましたが、私の両親が家事を手伝ってくれるようになり、新しい学校では部活も再開しています。
それから半年後、私の病気に変化が見られ、症状が緩和されました。
そんな時に、夫から連絡があり、もう一度チャンスを欲しいと言われました。
浮気のことや療養中の暴言など、絶対に許せないことが多々あったはずなのに、不思議と人の気持ちとは変わるもので、私が病を克服して精神的に落ち着いたことも関係しているのか、あれほど離婚にこだわっていた自分を少し後悔している時でした。
今になって振り返ると、結婚までの3年、そして娘を授かるまでの3年(一緒に不妊治療を頑張ったんです)、人生で唯一無二のパートナーだったな…と思うことさえあります。
だからと言って、すぐには「やり直そう」と言えませんが、私だけの娘ではないし、娘だってお父さんに会いたいだろうし、「会いたい時には、いつだってお父さんに会っておいで」と伝えています。