こんにちは。浮気探偵.com~浮気成敗コラム~です。本日は「実録・夫の浮気」として、『弁当屋さん』の女から届いたメールを読んでしまった妻の体験談をお伝えします。まずは登場人物を紹介します。
登場人物
・私 20代後半
・夫 30代前半
・会社の後輩の女
・息子(幼稚園児)
夫の浮気 浮気歴のあるバツイチ夫が『弁当屋さん』と浮気
私には好きな彼がいました。
彼とは大学時代に付き合っていたのですが、彼の就職先が海外で遠距離恋愛に耐えられず、私から別れを切り出しました。浮気どころか女性のいる飲み会にも行かない真面目な彼でした。
彼と別れてから、ときめく異性に出逢うことができず(私が就職した会社は既婚者ばかりで恋愛対象にはなりませんでした)、焦った私は結婚相談所に登録することにしました。
希望条件や好みなどを細かく聞かれ、出逢った1人が夫でした。プロフィール上の相性(マッチング?とやら)が良かったらしく、たしかに初対面とは思えないほど会話も弾みました。
スムーズに次のデートへと繋がりましたが、一つだけ引っ掛かる点が彼の「離婚歴」でした。
このご時世、珍しくもない「バツイチ」ですが、初婚かつ20代の私にとって、それは大きな懸念材料で、失礼にならないように理由を聞くと「子供のいる家庭を築きたいから」と言っていました。
セックスレスが引き金になったのだろう…と勝手に解釈し、それ以上は聞きませんでしたが、付き合い始めてから、実は一度だけ浮気をして、奥さんから一方的に離婚を告げられた、と知りました。
もちろん、浮気相手とは現在、連絡も取っておらず、奥さんとも慰謝料などの揉め事が残っていない、と言うので、私はお付き合いを続けていました。
それから1年、ついに結婚へと踏み切り、贅沢な披露宴もさせてもらいました。
育児に追われて気にならなくなった夫の帰宅時間
私は結婚に夢を抱いていました。
私に限らず多くの女性がそうだと思います。私の夢は「小さな子供を連れての海外旅行」で、妊娠するまでは仕事を続けて、なるべく貯金をするようにしていました。
結婚から約1年で子供にも恵まれ、元気な男の子を授かると同時に、私は育休を頂き、それから半年後には仕事に復帰しました。運良く保育園の空きが出たことも大きかったと思います。
夫も私も週末休みだったので、週末こそは一緒に過ごすことができましたが、平日はハードそのもの。仕事が終わってから保育園へ迎えに行き、買い物、夕飯の支度、お風呂、寝かしつけ、それから洗濯や洗いものなどの家事をこなす日々でした。
息子を寝かしつける時に、自分まで寝てしまう日も多く、正直その頃から夫の帰宅時間について全く意識をしなくなりました。
それでも翌朝は夫が隣で寝ていたし、週末には家族でゆっくりできたので、夫の変化を察知しようとする気も毛頭ありませんでした。
息子が幼稚園に通うようになった頃、夫の仕事は今まで以上に忙しくなり、「俺の夕飯はいいよ」と言われることも増えました。
疲れが溜まっている私は、内心ラッキーと思っていましたが、建前として「いいの?」と聞くようにしていました。しかし、それも最初のうちだけで、徐々に「いいの?」さえ言わなくなっていたと思います。
その時の私は、育児と仕事をきちんと両立させること、その日の家事をその日のうちに終わらせることに必死だったのでしょう。
夫に届いたメールにハートの連打
それからしばらく経った週末、夫が新しい携帯に買い替えたいと言うので、一緒に家電量販店へ行きました。
新しい携帯のセットアップが終わるとすぐに、今度は「携帯カバーを買い忘れた」と言って、再び家電量販店へ行こうとしたのですが、子供も私も疲れてしまい、夫ひとりで行ってもらいました。
新しい携帯に夢中だったのでしょう。今まで使っていた携帯は自宅に置きっぱなしにしており、それに次々とメールが届きました。
セットアップがうまくいかなかったのでしょうか。
夫婦と言ってもプライバシーがあると思うので、本来は夫の携帯を決して見ませんが、1通や2通ではなく、5回も6回も立て続けに鳴ったため「会社から急用かも?」「お義父さんやお義母さんに何かあったのかも?」と心配になり、夫の携帯に届いたメールを開いてみました。
送信主の欄には『弁当屋さん』としか書いていませんでしたが、その『弁当屋さん』が夫に「会いたい」「寂しい」「いつ会える?」と沢山のハートマークを添えて矢継ぎ早に送っていました。
自分の背筋がひんやりした感触は今でも鮮明に覚えています。
夫の送信済みボックスを開くと、夫も『弁当屋さん』に毎日のようにメールを送っており、その文章の中で、浮気をしていると確認できる文言も幾つか見つかりました。
新しい携帯カバーを買って機嫌良く帰って来た夫に、古い携帯を差し出し、夫が送ったメールの内容を見せました。
言い逃れができないと判断した夫は、すぐさま浮気を認め、頼んでもいないのに土下座まで始めました。
どこの弁当屋なのか?をしつこく聞くと、『弁当屋さん』とは、毎日お弁当を作って来てくれる会社の後輩の女で、夫がいつもコンビニのサンドウィッチやおにぎりばかりを食べているから「1人分も2人分も変わらないので」と作ってくれるようになったそうです。
いつものお弁当の御礼に。
そう言ってディナーをご馳走して、その流れで肉体関係を持ち、現在の不倫関係に至ると言います。
浮気歴を知っているのに結婚した私
結婚前に私の女友だちは、みんながみんな声を揃えて「浮気癖は絶対に直らない」と、何度も結婚を考え直すように説得しました。
彼のことを知らないくせに。
そうやって周りが反対すればするほど意地になって結婚を決めた部分もあります。それと同時に「彼は過去に浮気をしたけれど私は大丈夫」と、どこか自信を持っていたフシもあります。
私だけは大丈夫。私に限って浮気されるなんてありえないーと。
夫の浮気を知った時は、夫のこと以上に、浮気癖を知っていたのに結婚した自分を許せませんでした。周囲の声に耳を傾けず、根拠のない自信を貫いた自分が忌々しくてたまりません。
また同じことを繰り返すなんてー。
夫に対する怒りの気持ちも当然ありますが、それ以上に見通しの甘かった自分に腹が立ったのです。
「だから言ったのに」
そう周りから言われたくなくて、私は離婚を決心できずにいます。もちろん、私のことだけではなく、息子から父親を奪ってしまうことにも抵抗があります。
それでも、また自分の意地を貫くことで、さらなる失敗が待ち受けているのではないか?と、とてつもなく不安です。
夫の両親や私の両親、私の友人には浮気のことを話していません。
夫は『弁当屋さん』と別れる、と言っていますが、私の気持ちが固まるまでは曖昧な返事しかできずにいます。ちなみに、今も夫には弁当を持たせていません。