こんばんは。
浮気探偵.com編集部です。
探偵と興信所の違い
私事ではございますが、当ブログを担当するようになって、半年が過ぎました。ちょうど3ヶ月前にも、記事を書いている時に、ふと表現に迷うことがあり、「浮気」「不倫」「不貞行為」のそれぞれの言葉について違いを調べたのですが、今回もこの機会に学びたいことがあります。それは、今まで違いも分からずに、あやふやなまま書いていた「探偵」と「興信所」についてです。
言い方が異なるだけで、全く同じものに思える「探偵」と「興信所」ですが、果たして違いはあるのでしょうか?
まずは国語辞典で、それぞれの意味を調べてみました。
☆探偵とは?☆
他人の行動・秘密などをひそかにさぐること。また、それを職業とする人。
☆興信所とは?☆
個人や法人の信用・財産などを内密に調べ、依頼者に報告する民間の機関。
「探ること」「調べること」と使われている言葉こそ違いますが、ほぼ同じような意味合いで説明されています。目的が調査であることは両者の共通点ですが、明確が違いがあるのか?を成り立ちや特徴から調べてみました。
歴史と設立は異なる探偵と興信所。
探偵と興信所。どちらも歴史は古く、その基盤は戦前に作られました。
探偵業は元・刑事が刑事時代の捜査方法を活かし、尾行や張り込み、聞き込みなどを主な調査方法とし、個人からの依頼によって、対象者に身分が分からないように調査を行ったことが始まりと言われています。現在でも探偵は個人からの依頼が多く、浮気調査や素行調査などの信用調査、もしくは家出人調査などの行方調査、さらには盗聴器発見やストーカー対策など、多様な問題に対して、手間と時間を惜しまずに徹底的に調べます。そのため、相手に気づかれることなく、対象者のことを調べたい場合には非常に有効な手段として利用をすることができます。
一方の興信所は、明治維新後に当時の日本銀行の理事が「商業興信所」を設立したことが発端となっています。この頃、日本の商工業は著しい発展を遂げており、企業間の取引も重視されていました。それにより、取引先の信用調査に対する需要が増えたことが、設立のきっかけと言われています。この経緯からも分かるように、当時の興信所は、企業に対する調査が大きな目的となっており、個人を対象として浮気調査や素行調査を行う探偵とは毛色が異なり、全くの別物として認知されていました。また、調査員は調査対象となる者に対し、身分を明かしたうえで調査を行うことがほとんどだったので、外枠的なデータを得ることができても、詳細で核心に迫るデータまで得ることは難しい、とされていました。
このように探偵と興信所は、設立の歴史や特徴から見比べると、対象となる事柄や依頼主、または調査ターゲットが異なり、別の機関だったことが分かります。しかし現在では、総合探偵社や総合調査会社、総合興信所として探偵と興信所の両方の業務を行っている会社がほとんどで、「◎◎探偵」「◎◎興信所」など呼び名にこそ違いはありますが、業務内容に大きな相違はありません。
<浮気探偵.com編集部より>
企業としての歴史が長ければ長いほど、前身が探偵だったのか?あるいは興信所だったのか?によって、得意分野と言われる調査があるのかもしれません。しかし多くの企業では、膨大な知識と経験を活かした独自の調査方法が築き上げられているので、どの分野においても力を発揮できる準備が整っています。そのため、調査を依頼したい企業が、探偵会社と名乗っているのか?興信所と名乗っているのか?を気にする必要はなく、調査料金や調査対象範囲、無料相談やアフターケアの有無など、気になるポイントで比較を行うようにしましょう。
そういう違いがあったのですね。元探偵の私ですが、お恥ずかしながら初めてこの事実を知りました。勉強になりました。
加齢臭さま
引き続きこんばんは。もう、こんな時間なんですね…(現在21時26分)。私も早く帰らねば浮気をしていると疑われます(だーれーにー!?)。
加齢臭さまだけではなく、現役の探偵さんや興信所の方々も知らないことかもしれませんね。なんせ遡ること戦前ですから(笑)
今は、どちらも同じような業務を引き受けていますし、遜色ない調査なので、どちらが良いとは言えませんが、やはり探偵事務所や会社によって、多少の得手不得手はあるようです。私だったら何が得意かなーと妄想してみたのですが、すぐ足がつきそうで何もできないと実感しました。大変そうです…やっぱり。