こんばんは。
浮気探偵.com編集部です。
親への寄生が夫婦仲の悪化に発展
皆さんは年末年始に帰省をされますか?
帰省の「帰」は唐代から見える漢語で「帰郷をする」という意味があります。そして「省」は「父母を顧みる」という意味で使われていました。よって、本来「帰省」とは『家を離れて暮らしていた人が故郷に戻って父母を顧み大切にすること』を意味します。
ところが最近、増えているのは「親に寄生」をするための「帰省」で、これが夫婦仲を悪化させる原因に発展することもあるようです。
両親への寄生が夫をゲンナリさせる
◆A雄さんのケース
~実家の親に寄生する妻に幻滅~
社会に出て数年の僕よりも妻の父親の方がお金を持っていることは分かります。また、それに甘えてしまって、マンションや車の頭金を払ってもらいました。それ自体には、ものすごく感謝をしていますし、それによって今の生活を送ることができていると理解しています。妻も義父も善意で申し出てくれたことですし、最終的に納得をしたのは僕自身です。しかし、まだマンションや車のローンも払い終わらないうちに、もう妻は子供のために実家の敷地内に家を建てようと言い始めました。向こうのご両親のことは好きですし、場所に抵抗があるわけではないのですが、まだ金銭的にそのような状況でないことを伝えると「お父さんが出してくれるわよ」だの「近くに住んでもらえるなら少し出すって、お母さんも言っているし」だの、僕への相談もなしに、義父母へ根回しをしていました。
男としてのプライドやメンツの問題ではなく、夫婦二人で力を合わせて頑張って行こうね、と言った言葉を軽く受け止められているようで、面白くありません。結局は、僕とのささやかな生活では満足できていないような気さえします。妻にそのことを言うと「実際にお金がないじゃない」と言われ「それなら、ご両親を頼るのではなく、自分たちで増やす方法を考えよう」と言っても「払うって言ってくれているのに、なんで?私の両親がそんなに嫌?」と言われてしまいます。
僕の知らない所で、生活費や洋服代なども実家から貰っているのではないか?と思うと、フラストレーションが溜まります。
実家へ入り浸る妻へ募る不服
◆K太郎さんのケース
~いつまでも実家から離れられない妻に不満~
あれ、なんなんでしょうね。仕事はしたくないって言うので、専業主婦になってもらったんです。そしたら、ほぼ毎日、実家に帰るようになりました。朝、私と一緒にマンションを出て、私は会社へ、妻は実家へ向かいます。妻の両親は今も元気で、介護が必要なわけでもありませんし、妻の妹だって住んでいます。普通に実家で朝食を食べ、昼までテレビを観たり、お義母さんと談笑して、昼食も夕食も実家で済ませるようです。私には、毎晩、お義母さんが作ったものを容器に入れて持ち帰って来ます。
別に実家に行かれることに抵抗があるわけではないんですけど、特に用事だってないはずなのに、月曜から金曜までほぼ実家で過ごして、いつまで経っても親離れできていない様子に悶々とするんです。私が帰宅をする時に連絡を入れることになっていて、その時に必ず、お義母さんが電話を代わって「今日の夕飯は肉じゃがとコロッケを持たせるからね」とか言ってくれるんですけど、何ていうか…。お義母さんのご飯は美味しいですし、妻に作って欲しいわけじゃないんですけど、気持ち的にスッキリしなくて、ただ実家とマンションが近いので、私より先に部屋へ戻っているし、何に対して自分が納得していないのかも、上手く言葉にできないので、妻に何も言っていませんが、正直、呆れていると言うか、どんどん気持ちが冷めています。
実家へ入り浸る妻の特徴
まず一つ目のパターンが、里帰り出産のために実家へ長期間帰省することがあります。人それぞれですが、早い人であれば産後1か月ほどで、遅くても2~3か月あればだいぶ育児にも慣れて、生活リズムも整ってくる頃なので自宅へ戻る方が多いでしょう。ですがそれ以上、実家へいる場合は実家に依存している可能性があります。
産後しばらくは体の負担もそうですが、子どもが生まれると赤ちゃんの生活リズムに合わせようとすると、今までと同じようには動けないので、なかなか慣れるまでに時間がかかりますし、精神的にもしんどいところがあります。そんな時に実家に頼れることで、眠くて仕方ない時に子どもの面倒を見てもらう、ご飯を作ってもらう、相談ができるなど、精神的にも楽になるので、実家に頼ることは悪いことでは決してないです。ただ、あまりにも実家に頼りすぎると旦那さんからすると、寂しい気持ちが募り、不満へと変わってしまいます。
二つ目が、何でも最初に実家に相談をすることです。もちろん自分の家族なので相談しやすいこともあると思いますが、夫婦で相談しあったほうが良いことを、家族に先に相談されると、旦那さんからすると『信頼されていないのかな』と不安になってしまいます。
実家へ入り浸る夫の特徴
今回は妻のエピソードが披露されていましたが、旦那さんが実家に入り浸っているケースもあるのでご紹介します。
一つ目のパターンが、すぐに実家に帰りたがるケースです。お正月やお盆に帰省するのは、世間一般的にも多いです。ですが、それ以外の日に『親に子どもの顔を見せてあげる』と言って、頻繁に帰る旦那さんもいます。実家に帰ることが決して悪いことではないですが、奥さんからすると自分より親の方が大事なのかと不満につながります。
二つ目が、実家での掃除方法や生活リズムなどを妻に強要することです。もちろん育った環境は違うので、掃除の仕方にしてもやり方が違うのは仕方のないことです。ただ、実家のやり方と違うからと言って、実家のやり方を強要されるのは妻からするとストレスになってしまいます。一方的に妻に実家のやり方を強要し続けていると、夫婦関係にヒビが入る羽目になるので、気を付けてください。
自分たちの空間を守ることを第一に!
<浮気探偵.com編集部より>
結婚をしても実家が好きな人は多いですよね。
生まれ育った空間や慣れ親しんだ環境は、居心地が良いものでしょうし、特に結婚されて家を巣立つと、両親も帰宅を喜んでくれるようになります。
しかし、K太郎さんの奥さんのように、毎日、実家へ帰ったり、長い時間入り浸る行為は夫婦仲をぎくしゃくさせる原因になってしまうこともあります。夫(または奥)も、その空間を同じくらい好きでいてくれて、積極的に通ってくれるようなら良いでしょうが、「頻繁に帰られるのがイヤ」とは言葉や表情に出しにくいものです。
「どうしてイヤなのよ」と思う方は、逆の立場になってみると、少しは理解できるかもしれません。
とは言え、もし父親や母親が一人っきりになってしまった場合、放っておけない気持ちは分かります。それは相手も理解してくれると思います。大切なのは、そこに、甘えがあり自立ができていないと思われるか?どうかでしょう。
これは、A雄さんのケースでもそうです。娘の生活を援助してあげたい親は多く、それを受け取ることも親孝行の形なのかもしれません。しかし、そこに甘えや打算が見え隠れしてしまうと、自分よりも実家を頼りにしているニュアンスで受け取られてしまいます。A雄さん自身は、プライドやメンツの問題ではないと言っていましたが、それは多少なりとも関係していると思います。
また、幼い頃からそうしてきたからこそ、自分では気付きにくいですが、実家への極度な依存や寄生は、他人の目からは、みっともなく見えてしまいます。それでも、どうしても、やっぱり二人の部屋よりも実家の方が落ち着く場合は、夫(または妻)が帰宅をする前に戻り、しっかりと自分たちの部屋を守っていたような雰囲気を作り上げると良いでしょう。
誰かが帰りを待ってくれている。
そんな想いが日頃の励みになり、さらには浮気防止に繋がるかもしれません。
最後に、2016年も本サイトならびに本ブログをご覧頂きまして、ありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
帰省をされる方は、お気をつけて行ってらっしゃいませ!
良いお年を!!